41+4sEfSYyL__SL160_本日、岡村ちゃんの46歳の誕生日。もう46かー、じゃ岡村ちゃんって呼び方は敢えて抵抗してみる本日。でも、ムリぴょん。

本日レビューするのは岡村ちゃん3rd。(ウィキも引用ですが)、作詞・作曲・編曲・プロデュースに加え、ほとんどの楽器の演奏を本作から担当。多分、80年代岡村ちゃん作品で言えば、これが最も愛されてるんじゃないかな。シングルの印象も強いし、ここからまっピンクにしたジャケも彼の素質を突き進むべく絶好調って感じがします。

1.「Vegetable
"愛犬ルート散歩すりゃストロベリーパイ"、そして犬の息遣いも演技。ノリはピカイチ、詩の世界も、完全に青春を超えた野菜ソング。EPIC的というか、アルバム曲だけどPV有。今も歌われるライヴver. も好きだなぁ
2.「ラヴ・タンバリン
3rdシングル、岡村ちゃん節一直線ポップス。当時から純愛をテーマにしてた、岡村ちゃんならではの詩世界も好きだし、初期美里みたいな後半のアドリブも好き
3.「どんなことをして欲しいの僕に
岡村サウンド+シリアスサウンド。ファルセットで突き進む荒技、完全Princeモチーフ。この唯一無二なところはほんと凄いと思います。出だしからリリックの訳わからなさにも惹きつけられちゃうし
4.「友人のふり
4thシングル。主演映画の主題歌。清水信之氏のストリングスもたまらなく、新たな味。真剣ド真ん中の直球バラード、これは名曲でしょ。ひねりないし、それが刺さるぞー
5.「聖書(バイブル)
1stシングル。シングルは全く異なるけど、ここでは8分近く展開される、ゆったりヴァージョン。サウンドはバブリーだし、それに詩世界はかなりぶっ飛んでるし(つか、聴きとれない)。シングルヴァージョンもお薦めなので希少シングルみつけるか、大百科で聴くしかないんですが(それかYouTubeある?)
6.「だいすき
2ndシングル。Honda Today CMソング。岡村ちゃんの曲の中で、最もポップでメジャー曲なんじゃないかな?曲調からしても2曲を簡単に凌いじゃうでしょうに。みんなで永遠に口ずさみたくなっちゃうもんね。最新カヴァー作からリード曲としてYouTubeにアップされたニューだいすき、近年のライヴと同じようなサウンドだけど、やっぱ永遠だなぁって思えて感動の2011年8月だったりします
7.「Co' mon
2分弱。低域で押し通したヴォーカルは、何だか『禁じられた生きがい』で聴かせるゴモゴモな印象。それでも、早口なのに比較的まだ判別できるリリック。あっけらかんとしたお馴染み靖幸節に、シリアス調を感じたり、要素いっぱい
8.「Boys
前曲との繋がりがミュージカルぽい。ヒューマンビートボックス+エレキギターのような不可思議サウンドをバックに、歌唱もいつもと異なる重なり。プリンスぽかったり、後半の語りはさくっとしてて好きだなぁ
9.「愛してくれない
ムーディに6分。ファルセット延々で、熱気もムンムンなスロウジャム。映画音楽のような、ちょっと大人へ脱皮の上質サウンドは惹き
10.「Punch↑
ギャグ的に岡村ちゃんを噂する女性のヒソヒソ話からスタート、そして岡村ちゃんの「オダマリ」でスタートするバブリーブレイク!サウンドにしても当時のR&Bファンク意識、挿入する多々のアドリブヴォーカルを経て相当にどデカイ曲へとめくるめく展開
11.「バスケットボール
ラストは青春ミディアムスロウ、詩からしても淡いラヴソング。こんな夢見るエンディング、ほろろん〜。3分弱で終了

相当に実験要素を入れつつ、岡村ちゃんのドロドロファンクもたっぷり堪能できる11曲・48分。曲によって風数にばらつきはありますが、(短い曲を入れ込むことで)長い曲なんかもまどろっこしく感じさせないような施策かもしれないです。とにかく最後まで、独自世界なので、はまったらもう岡村中毒になれるはずの1枚。

     

靖幸靖幸
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