51af7F78+5L__SL160_岡村ちゃんセルフカヴァー、イケメンジャケと掲げられるパープルジャケットをレビュー。個人的には、ラスト2曲は「定番の流れじゃん」「惹かれたりするものかね?」と疑問を感じながら、CDプレイです。更には、9曲で38分半という長さをどうとるか、、、でも、パープルジャケットの「だいすき」はバラードだったから、先行公開のハイパーポップヴァージョンはこっちに収録、と思って胸ワクワクだったり。ピンクジャケットから聴いたため、一旦はこんな思いを過ぎらせつつのレビューです。

1. どぉなっちゃってんだよ
1995年『禁じられた生きがい』より。同作収録の「パラシュート★ガール」をマッシュアップさせた7分半。かなりの度肝抜いたファンキーなアレンジ。これ、今回のライヴ、こんな始まりなんじゃね?と思わせてくれるような、たまらん流れ。実際、メインの音階は下げられてるけど、余裕にミディアムうねうねファンクだったりするので、無理して歌われるより全然OK。ヒップホップみたいな勢いに包まれちゃってるし、サウンドもヴォーカルも完全1曲目でノックアウト!!!!
2. alfa inn
岡村と卓球THE ALBUM』より。あんま、イントロドンが出来ない曲だったけど、流れ的にスムースファンクで、これまたかっちょ良いサウンドじゃんね。うっとり、セクシーに決めてくれる低域ヴォーカルも鮮明なのにビックリ。この流れとて、この曲が好きになっちゃいましたったら、オリジナルも要振り返り
3. モン・シロ
2004年『Me-Imi』からのシングル。オリジナル度も高いながら、ファンクな流れを粛々と保っていて、悪くなさすぎな展開でしょうに。アタックなどが多少手を加えられている感じかな、原曲イメージ強いのに新鮮さを微妙に惹きだす技は才能だー
4. あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう
1990年『家庭教師』より。ライヴ程のパンチあるサウンドではないけど、なんかドラマを感じるハウスアレンジになっているのは、今のファンにも興味深いはず。ライヴ以上にナチュラルに声出てるし、ライヴでの盛り上がりを期待させてくれるような掛け声なんか聴いちゃうと「お帰りー」って思っちゃうんだよなぁ、ダメだなぁ(笑
5. だいすき
1989年『DATE』からのシングルで、2枚のセルフカヴァーのプロモ一貫で先行公開された音源。これを聴いたファンは、どれだけのヒトが岡村ちゃんの復活を喜んだことか。青春ポップ+元気な進行+ファンク、やばすぎるよ。これは聴いて元気もらうしかないっしょ
6. DATE
1988年『DATE』タイトル曲。まだまだ当時の曲が生きる・映える、凄い出来栄えでしょ。ライヴをモチーフにしているのが良く分かるし、何よりファンキー魂がムンムン。80年代テイストな音の挿入も酸っぱくてたまらん
7. 祈りの季節
1990年『家庭教師』より。バラードだった曲が、とびっきりのポップファンクになっちゃってるのが、凄腕。自然に聴けるスウィート&スパイシー。このへんの曲になると、ファンの年代によって感想異なりそう
8. マシュマロハネムーン
9. セックス
共に2004年『Me-Imi』からの流れでしょうね、それとライヴでも演じる流れ。それもピコピコ・ザワザワに、前者は1分半・後者は3分半。これがアルバムトータルの分数が減少して感じる原因でしょうね。でも、詩を相当速度アップで展開させて、まだまだこんなにアグレッシヴにいっちゃう岡村ちゃんは唯一無二。マッシュアップ状態でしたが、悪くなかったです。本作ならではの展開でした。

燃えつきたい人・上質な流れを求めたい人は断然こちらかな。というか、断然こちらのディスクのほうが好きです。何より前半のインパクトが凄すぎで、リピートしたくなっちゃうエッセンスが行きかってるもんで。こりゃこりゃ、今日から始まるイベントでの復活ライヴも、注目度アップでしょう!ひゃー、当分リピートだ。



エチケット(パープルジャケット)エチケット(パープルジャケット)
アーティスト:岡村靖幸
販売元:V3 Record
(2011-08-24)
販売元:Amazon.co.jp
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