51ZMuZ1GLRL__SL160_グラディス・ナイトのソロデビュー作、R&B57位を記録。Gladys Knight & The Pips の1978年のアルバム『The One And Only』が奮わない中のソロデビューは、決して成功とは言えなかった模様…。その後、ソロ作は1枚、グループとしては1980〜1987年まで計6枚リリースしてましたが、その後は完全ソロ。グラディスを再ブレイクさせたのは、1991年『Good Woman』と捉えると、おそらく1970年代後半のソロ作2枚はかなりレアというか、流通だけでなく、グラディスがソロとして活躍したいたことさえきちんと今には伝わってないのかも。それでもこのジャケをCD屋で見つけた途端、クンクンクン、、、これは買わねばと感じて、即レジ行きとなりました。

1. I'm Comin' Home Again
1stシングル、R&B45位を記録。まるで1980年が始まったかのようなアダコン的なシリアス系バラード。ストリングスが切なく、低域で押し通しうっとりヴォーカルも健在。グループでは成し得なかったベテラン度と美しさ、際立ってます
2. Sail Away / Freedom For The Stallion
前曲以上にアダコン度上がったソウルバラード。女性コーラスが可憐に加わるものの、どこかゴスペル的な風味を感じるのは柔らかな包み込むようなサウンドあってかな
3. I'm Still Caught Up With You
バラード攻勢3曲目。ここからの3曲はTony Macaulay 作。ピアノの奏でとストリングスの響き。メロディの温かみ、ハスキーに肩の荷下りた情熱でしなやかに伝う美しさ抜群
4. It's Better Than A Good Time (Disco)
Gladys Knight & The Pips 名義のヒット、R&B16位を記録(12インチも発売)。なぜ収録に至ったかは分からないけど、この曲で抑揚がつきました。ディスコというよりはクラシックソウル、心地よいグルーヴでフィラデルフィア風に。ストリングスも活躍し、洗練されたサウンド趣向。ヴォーカルの早口巻きも楽しめます
5. We Don't Make Each Other Laugh Anymore
サウンドというより、しとりストリングスだけで押し通すような全体。そこに混じり込んで展開される、しなやかなグラディスのヴォーカルは新たな時代への突入も感じる程味わい深いものがあるなぁ
6. The Way It Is
ゴスペル風バラード、ブルースが入ったような感覚もあって、どこかウェット感あるヴォーカルが特長。ブツギリ歌唱というか、様々な感情を織り交ぜることで深みのある景色が見えていくよう
7. I'll Take A Melody
ここからの2曲はAllen Toussaint 作、ゆったりカントリー&ブルース要素。でも、全体を通すとアダコンだったりして、アランとグラディスの才能が面白くぶつかったバラードという印象
8. With You In Mind
しっとり歌われ切なさ充満。2010年代のグラディスの新曲って言ってもいいくらい、色あせずに、時代無関係に良質な全体に仕上がっているのは見事
9. Love Gives You The Power
ラストはミディアムハイに、四つ打ち。ファンクス入ったような軽ディスコ調。ヴォーカルの味はもちろん、ホーンをうまく交え、ストリングスと女性コーラスで全てを被せて颯爽としたエンディング

2曲の四つ打ちを除き、ポップでもなく完全なバラードだけで収録仕切ったのは凄いかな。古さがないのも重要なポイント、時代な音は使用せず、かっちょ良いアダコン・ソウル作として捉えられるので、これは再評価されそうな作品です。昔は2in1が出てたこともあったみたいで、、、何ともアマゾンでは凄い価格に。

 

Miss Gladys Knight / One & Only
アーティスト:Gladys Knight
販売元:Castle Music UK
(1994-10-24)
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Miss Gladys KnightMiss Gladys Knight
アーティスト:Gladys Knight & Pips
販売元:Kama Sutra / Buddah
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