トニー・ベネット、2008年のクリスマス作はPOP28位の大ヒット。そもそも、彼はそこまでPOPアルバムチャートには入らないジャズシンガーという位置づけだったと思うけど(シングルは結構毎度のヒット)、2006年に生誕80年を祝してリリースされた豪華『Duets』がPOP3位を記録し、その勢いを持って制作された2年振りの作品。あんまり年齢のことばっか言うのも良くないんだけど、本作は82歳の時の作品なんだよなぁと思うと、ほんと驚いてばかり。特に今年は『Duets 2』がキャリア初・そして最高齢でのPOP1位を記録したとあって、本作はバッチシのタイミングでのレビューになったかな。1. I'll Be Home For Christmas
なんともアッパーに表現力も劣らない滑らかな歌唱、演奏もずば抜けてて、トニーとカウント・ベイシー・ビッグ・バンドとの刺激し合いがうまく化学反応になってるなぁと
2. Silver Bells
エッジ効いた突き放したヴォーカル、粋でクール。跳ねるような演奏に感化され、独特のヴォーカルアレンジで歌い紡ぐ技は健在、圧倒されます
3. All I Want For Christmas Is You
静かな朝、平和な1日を表現するかのように、実に丁寧に歌われ演奏にもうっとり。張り上げるトニーも元気過ぎて好きなんですが、低域に徹したメロディは今尚セクシーさまで感じます。本来、こういうのにこそ、彼の持ち味は絶妙に汲めるものかもなぁ
4. My Favorite Things
テンポ良いこれだけの曲を、歯切れよく歌いきってしまうのは、もう彼の遠慮なしに普通に愉しめます。彼のあらゆる技巧を振りまいて、次々予想しない流れ飛び出しまくり。ホーンの余裕ポップさもタマラン
5. Christmas Time Is Here
これはサウンドで掴む曲かな、トニーの出番も普通にあるけど、まったり哀愁ムンムンな全体感に揺り揺られ〜
6. Winter Wonderland
王道ジャズアレンジ、ビッグバンドの手腕も流石で、トニーのヴォーカルの旨みをガッツリ浮きださせてくれています
7. Have Yourself A Merry Little Christmas
弦の色味が包むように染め上げていくのが何よりのポイント。5曲目以上に、トニーのヴォーカルが添えた感じになってて、しっかりサウンドの個性が際立つ曲ってのも有るのが面白いなぁと
8. Santa Claus is Coming to Town
ビッグバンドならではのホーンざわざわ、トニーほのぼのヴォーカルはかなりご機嫌ムーディ。メロディの崩しも自然、どこまでついていっても、新たな発見。こりゃ誰もが及べないベテランマジック
9. I've Got My Love To Keep Me Warm (with Antonia)
透明感と可愛らしさの両面を持つ女性ヴォーカルを招き、可愛らしいゆったりデュエット。トニーは、今まで以上にダンディに決めてます・・
10. The Christmas Waltz
まんまワルツ、どんなタイプの曲でもトニー流のジャズ料理。格式あるディナーなんかで酒と共に酔いたい、そんな曲
11. O Christmas Tree
最後は、レコーディングスタイルがかなりミニマムな印象、ピアノと1本で歌われるしっとりしたスロウバラードでラスト
オーケストレーションのライヴを、腕を組んでじーっと陶酔しながら丸ごと聴いてるような、そんな素敵なパッケージ。まだ3年前の作品だけど、かなり安価で手に入れられるので、試しに超ベテランが贈るクリスマス作ってのも、気軽に聴いてみてほしいもの。おそらく、『Duets』『Duets2』で彼を知った人なら、とっつきやさすは相当有りだと思います。
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