
1. Mary's Boy Child
力があるベテランヴォーカル、調子は淡々としてるかもしれないけど、歌心が絶妙。リックの経験染みついた高音には、実力漲ってます。支えるドリフターズのコーラスも、アダコン度アッパーにメロウで素敵な幕開けを演出
2. Silent Night
最小限の編成で、歌声を集めて作られた聴かせるスロウ。リードのしっかりした固定あって、響き伝わる威厳渋み
3. I'll Be Home For Christmas
定番曲を、緩やかなマーチ的に歌う明るきアレンジ。彼らなれではの落ち着きが強く、流れ的に心地よき世界観
4. Away In A Manger
じめっとしたコーラスと交わる進行、重くはないけど、ちょっと湿っぽさが残るスロウかな
5. O Come All Ye Faithful
ポップなゴスペル進行、4人で歌い続ける様相は堂々としたもの。地元で披露される凄きオッチャンって印象もあるなぁ。やはり、コーラスに支えられつつ高音の濃くないどっしり感が自然で良いなぁ
6. O Holy Night
柔らかな演奏ありつつも、基本は弦楽のサウンドに、声で挑戦するトラディショナル。高音が試されるメロディにも果敢に挑み、彼らの健在振りを知ることができます
7. Christmas Time Is Here
大御所ぶりを発揮したミディアムスロウ、中域設定の流れるようなヴォーカル・メロディが無理してなくて良い中間曲
8. Ave Marie
神妙なサウンドを敷き、ヴォーカルを堂々勝負させたリック頼み楽曲。途中、難しそうなパートありそうでも、後半における高音の勇ましさかなり深く染みました。負けじとドリフターズもコーラスを彩るものの、やはりリック先頭目立ちまくりかな、逆にリックの凄みを知れるのがポイント
9. White Christmas
テナー・バリトンが活躍のカラフルな構成、今までとは異なる出来ながら、これがドリフターズの当時の魅力なのかなぁと意外性を堪能
10. The Bells Of St. Mary
1954年の歌い直しヴァージョンぽいです。オールディーズ加減復活、波止場似合うじゃん。クリスマス作に敢えて持ってきたのは彼らの思い入れかな、オリジナルとはちょっと異なるのはサウンド、ヴォーカルも前曲に似てるから、きっとラスト2曲はドリフターズ全盛ぽいすね
リック主体8曲・今のドリフターズの実力が分かる2曲、それぞれにソウルファンが愉しめる内容でした。企画盤、それもホリディ作での勝負ってのは大御所の強みだったりすると思うので、自分としても彼らの今をスーッと自然に感じることができました。聴きこめばもっと味が出そうな作品、なかなかでした。
Christmas Album
アーティスト:Drifters
販売元:EMI Special Products
(1996-03-15)
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アーティスト:Drifters
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allmusic.comによるとオリジナルのThe Driftersではないとの事。
グループものによく有る派生グループにRick Sheppardがくっついたものかと推測します。(英語はよく判らないので)
http://www.allmusic.com/album/christmas-album-r286407