41PCXH7M32L__SL160_世界で最も売れたクリスマスソングとして有名な「White Christmas」のオリジナルシンガー、ビング・クロスビー。何とも1942年のリリース当時にて、シングル盤5000万枚という記録が出ているそうな。今回取り上げるのは、1987年にCD化された際のマテリアルを。以降、この形でもボートラを付けるなどして数々のリイシューが行われてます。また、その他にも彼のコンピってかなりたくさんあるんですよね。その他ミュージシャンと組んで制作されたクリスマスアルバム等も多数。その中でも、やはり今回の作品が最もスタンダードかなぁと思い、手に取りました。

1. Silent Night
堂々たるジェントル、セクシーさと揺れ動かす歌唱も一本通ってて格好良いですね。裏で颯爽に流れる女性コーラスも独特な演出
2. Adeste Fideles (O Come Ye All Faithful)
堂々たるヴォーカルに、オペラ的なコーラス。震えるような弦の音も、切なさ・美しさをしなやかに色彩。
3. White Christmas
出ました、これぞ世界中の定番。どこか抜け出たというよりも、曲という曲に忠実に歌われた平和感がたまりません。ビングよりも、女性コーラスが目立つところもあるけど、全体を通して素晴らしき傑作
4. God Rest Ye Merry, Gentlemen
ラジオから流れてくるような、モダンながら時代を感じるなぁと。当時って日本で言えばまだ戦時中だし、そのアメリカの強さなんかが表れたような堂々たる歌唱っていうのかな、前曲と異なる前進って印象を受けました
5. Faith Of Our Fathers
前曲の流れを受けたような、どこかゴスペル的な感触もある、信仰高きシンプルなホリディ
6. I'll Be Home For Christmas
美しさと柔らかみのあるヴォーカルの絡みが素敵、これは完全バー向きかな
7. Jingle Bells
ピアノ跳躍がたまらない、ご機嫌スタンダードジャズ。時代的には結構先を読んだような展開、それでいて途中ヴォーカルを小さめにして繰り広げられる箇所なんてイカスでしょ。ホーンも至って相当に面白い挿入
8. Santa Claus Is Comin' To Town
ビングだけでなく女性コーラスが、ブギーに歌われているのが曲への惹き。中盤の盛り上げに一手買っているフレイヴァー
9. Silver Bells
しっとり交わされるヴォーカルに、心ひらひらとまろやかな気分。自然に家庭に溶け込むようなメロウ
10. It's Beginning To Look Like Christmas
ダンディな歌唱におどけたミュージカル風なサウンド、プチストーリーとでも言うべく軽やかな口ずさみ風
11. Christmas In Killarney
マーチというか、爽やか応援歌というか、クリスマスというには不思議なスタンダード。面白い感触出そうと、ヴォーカルもサウンドも弾んでますが
12. Mele Kalikimaka
ウクレレみたいなクリスマス、ハワイアン風?ヴォーカルの歯切れ良さが心地よい一方で、ザ・歌謡曲的に女性サポート、ご機嫌ショータイム

アルバムとしては、全てが1940年代ではないだろうなぁという展開。明らかな録音時期の違いなどもあれど、「White Christmas」だけで片付けてしまうには勿体ない本家の魅力が程良く詰まった作品と思いました。どれも2分半くらいのめくるめく展開、ビングの魅力は色々な手法を使って引き出されていると思います。どんなクリスマスシーンにも映えそうな、貴重な作品と感じることができました。



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アーティスト:ビング・クロスビー
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White ChristmasWhite Christmas
アーティスト:Bing Crosby
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