キース・スウェット1年半振りとなる11作目、R&B8位・POP38位を記録。ベテランになっても、Prince ばりに新譜の意欲が絶えないのは凄みかな。どんどんヒットメイカーとしての地位は下がってきているけど、確実に定着のファンに向けた従来変わらない質で再びアタック。このへんの構え方は、往年好きにはたまらないかな。1. Candy Store
スウィートでシルキーで、呟くように紡ぐヴォーカルはデビュー来の健在。インパクトは薄口、それでも彼に期待する上々の質でのスロウ
2. Knew It All Along (ft. Johnny Gill & Gerald Levert)
核となる往年3人の共演、今は亡きジェラルドまで…。うまく作品化したもんだなぁと感慨深く。曲は静かに情熱的にという感じかな。秘めた感動の詰まり
3. High as the Sun
うねうねしたヴォーカル、畳みかけるような低域。コーラスの颯爽なスロウとの絡みと、極上にとろけちゃってる印象。雰囲気創り、絶えず特化
4. Lady DeJour
90年代フレイヴァー残したミディアム軽快メロウ。アドリブやらコーラスの自然体な絡ませ方は、ゆったりパーティR&Bナイズに
5. Make You Say Ooh
1stシングル、R&B46位を記録。スロウで彷徨うようなサウンドながらも、骨は太く。もっと張り裂けてほしい期待あれど、アルバムの流れ的にはこのジメっとした感覚くらいで丁度良いのかな
6. To the Middle (ft. T-Pain)
Tペインに触発されたようなオートチューンヴォーカルをゆったり披露、それでもやはり本家加工のほうがハマった感はあるかな。ただ、この数年の流行下降の中でアルバムに入れたのは、全体からしたら勿体無い印象も
7. Ring Size
スロウ・メロウ維持。トータルクオリティの再来、ねばねばとした温度でどこまでも柔らかに、とろけさせる大御所ファイター
8. Til the Morning
タイトル曲、少々雰囲気の変わる上質。ピアノや遠のきシンセ等、今とのブレンドを控えめながら実現。美しさとアグレッシヴサの狭間に新鮮味
9. Open Invitation
実に丁寧に歌うリリックに、キース様の本質を知るような流れ。哀愁も陰る、どこか沈みゆくような風景が見えてくる淡さ儚さが渋いなと
10. One On One
男前な歌の吐き出し方ありつつも、流れは絶えず淡々と。インパクトは残さないものの、狂おしさや感情のイロハがあれこれ見えてくる深さに感嘆
11. My Valentine (ft. Coko)
愛の伝道師がSWVの姫とタッグ、女性ヴォーカルの強みが現れたことでアルバムに相当な抑揚と大きなエッジが付いて何だか一安心。キース様の調子は変わらないけどね
12. Getaway
ラストって感じもしないけど、もっとサウンドのドスを極めれば今に通ずるヒップホップのパーティ節なんだけどなぁって勝手に妄想。絶えずのパターンで粛々と上質終了
12曲・51分。全体的には完全渋味攻め。これと言った新しさよりは、キース様が長年に亘って続けてきた味がそのまんまにパッケージされたというか。上質崩しは無し、冒険もあんまり無し。冒険したTペインは並でしたが、ココや3者共演にはグッと来ます。次はもう少し実験を深めても良いかもね。ベストバイ限定盤は3曲ボートラ追加のようです。
Til the Morningアーティスト:Keith Sweat
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ティル・ザ・モーニングアーティスト:キース・スウェット
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