


今回取り上げるのは、ホイットニー・ヒューストンの2枚目となるサントラ(POP3位・R&B1位・Gospel1位)。オリジナル作は全て取り上げてたので、残るはサントラ2枚。でも、1枚目は明日にします、なにせホイットニー曲は6曲なので…。本作は1曲を除いて大部分(14曲)ホイットニー担当(残る1曲は母シシー)。なので、浸りたいと思います。
1. I Believe In You And Me
1stシングル、R&B4位・POP4位を記録。映画においても核となる曲。「I Will Always Love You」よりは若干控えめながらも、同様にDavid Foster プロデュースで壮大な歌唱が味わえます。逝去後、この曲を聴いてたら、なんかほんとうるっと来ちゃいました。高音の艶が最高に輝いてます。この頃のホイットニー、まだまだ凄かった、、、
2. Step By Step
2ndシングル、R&B29位・POP15位・Dance3位を記録。1992年Annie Lennox 作のカヴァー、クールにポップなハウス。無理なく、ドスも効きつつ、爽快な仕上り
3. Joy
Kirk Franklin 作、ゆったり心地よい伸びやかなヴォーカル。この曲から4曲連続でThe Georgia Mass Choir が支え、壮大なゴスペルを演出。安心感、信頼感、ホイットニーの地の力がしっかり張り付いた厚み豊なミディアム
4. Hold On, Help Is On The Way
クリスマス作のように、しっとり流れるようなメロディ、サウンドが暖かでほっこり。ホイットニーのヴォーカルは、クワイアに負けず、ごりごり押していて勇ましき!
5. I Go To The Rock
ゆったりフレイヴァー、余裕のヴォーカルの弾みも脂ノリノリ度を体現。存在感あるヴォーカルのエッセンスが、随所に煌めく至福
6. I Love The Lord
刹那に焦点、ヴォーカルを昇華させるかの如く、じわじわとモーションをかけるゴスペルバラード。サウンド面はサントラに合せてるようで、場面のドラマ性が高揚
7. Somebody Bigger Than You And I (ft. Bobby Brown, Faith Evans, Johnny Gill, Monica & Ralph Tresvant)
1stシングルB面、豪華メンツで繰り広げられる王道R&B。ゲストに勿論負けない存在感をヴォーカルにて披露。ゴスペルしすぎず、こういう曲も盛り込んできたのは一般的な路線を意識してかな
8. You Were Loved
Diane Warren 作・Babyface プロデュース。個人的に、この曲はホイットニー自身に捧げたいというか。ダイアナ元皇太子妃が亡くなった際のコンピにも提供していたし、シングルのカップリングに用いられることもあったし、結構メッセージ性が高く永く良さを伝え続けるべく、訴求性高いなぁと。Michael Jackson で言えば「Gone Too Soon」にも似た、涙涙のバラード
9. My Heart Is Calling
3rdシングル、R&B35位・POP7位を記録。Babyface 作・プロデュース。ソウルフレイヴァーも持たせたゴスペルR&Bという感触かな、洗練さもあり・旧きも尊敬しつつのクオリティレベルに感心
10. I Believe In You And Me (Single Version)
サントラっていう位置づけ上、1曲目のヴァージョン違いは違和感なかったかな。元々ホイットニーのアルバムって大抵10〜12曲くらいだし、本作においては流れに影響無しというか。リアルタイムに聴いた際に、こっちのアレンジの方がなんか気持ちほっこりしたなぁと
11. Step By Step (Remix)
Teddy Riley 担当、煌めき浮遊のエッジの効いたハウス。原型を保ち、新たな力強さ再生。元がハウスなせいか、シングルにあったSoul Solution, Junior Vasquez ヴァージョンも違和感無しで高評価リミックス推薦
12. Who Would Imagine A King
後のクリスマス作にも再収録される、淑やかな曲。オーケストレーション含め、心が洗われる静かな楽曲
13. He's All Over Me (with Shirley Caesar)
シャーリー・チーサーを招いただけあって、ゴスペル度モアアップ。ホイットニーも驚きの高速リリックを披露、クワイア含め、全員がパワーを全力でぶつけ合う隠れた凄み燦然
14. The Lord Is My Shepherd (performed by Cissy Houston)
ここからの2曲はトラディショナル、最初は母シーシーが担当。味があるクールなヴァイブ、腹式に当時尚生きる大御所ヴォーカルはホイットニーに負けじ進行形の喉
15. Joy To The World
ラストはホイットニー再び、ゆったり・美しくファルセットなイントロダクションに、後半は盛り上がりまくりのシメ。完全にブラックピープルも納得のゴスペル作品に仕上がってると思います、全体総仕上げに頷き
本作は、ホイットニーの中でも原点回帰なアルバムとあって、そしてサウンドも時代に飲みこまれるものでも無かったりするので、恐らく時代が変わっても響き伝わるものだと思います。このアルバムを亡くなった何時間後かにレビューってことで、ほんと哀しいものの、ホイットニーの偉大さを痛感している最中です。R.I.P. Whitney Houston!!
<過去レビュー>
1985年 Whitney Houston
1987年 Whitney
1989年 It Isn't, It Wasn't, It Ain't Never Gonna Be
1990年 I'm Your Baby Tonight
1991年 I Belong To You
1998年 My Love Is Your Love
1999年 It's Not Right But It's Okay
2000年 The Greatest Hits (US ver.)
2000年 The Greatest Hits - DVD
2002年 Just Whitney
2003年 One Wish
2008年* A Song For You Live
2009年 I Look To You
2009年 Live at Super-Arena / Saitama, JP

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本当に突然。
しかし、9日の夜に、アメリカにいる知り合いが、LAのプレパーティーに潜入したときに、みかけたようです。
そのときは、まさか、こんなことになるとは....