21ZH2Q9V7EL__SL160_今日もホイットニー・ヒューストンの追悼をさせてください。これだけ偉大なアーティストなので、まだまだ冷めることができません。今回取り上げるのは、唯一の公式ライヴDVD。ベストが出たタイミングでのPV集やら、数曲のみ収めたPVシングル等はあるけど、全体の流れで彼女のステージを堪能できるのは、コレのみ。2008年あたりに『Song For You』なるDVDがリリースされたけど、これは公式では無いっぽい。一応各サイト等でも買えるけど、プロモーション等は無し。他にはライヴCDってのも海賊版的にあれこれ出てるけど(Prince ばりに2枚組ものまである)、崩しが多い歌唱のため映像とリンクして堪能することに彼女の存在有りって思ってしまいます。やはり、この1991年のライヴは脂乗りまくり。ごまかし無し。歌唱力もナチュラルに凄みを堪能。自分は1998年リリースの国内DVDを所有。

1. I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)
登場するや否や、軽々とステップでご機嫌の圧巻のダンスステップ。ヴォーカルも自然にバシバシ飛び出し、凄み爽快。客には兵士?海兵隊?慰安が伝わりつつ、一般客も多し。湾岸戦争あんまり大きなキャパじゃなさそうだけど、黄色の衣装にまとったホイットニーは、ほんと細い。語りにだって、声の枯れなんて無し。デビュー7年目、
2. Saving All My Love for You
しっとりバラードでも、楽しげに歌うホイットニー。歩いたり座ったり、客席にも応えながら自然に歌を紡ぐ彼女は正にトップの貫禄。タメのサビも、ゾクゾクしまくり。ゴマカシじゃない、実力の結晶
3. How Will I Know
音は安っぽくも、楽しい表情がたまりません。しっかり歌ってはないけど、ライヴならではの振り付けでわくわく。高音もでてるのに、何気にファルセット逃げも多いのは面白いかな
4. Love Song Medley (Didn't We Almost Have It All / A House Is Not A Home / Where Do Broken Hearts Go)
「A House Is Not A Home」のメロに乗せて、衣装チェンジ真っ赤なドレスで登場。当然この曲で始まると思いきや、6曲目の1位曲でスタート、極上に酔いまくり。その後、Luther Vandross 意識のメロ・ヴォーカルアレンジ、叔母のDionne Warwick オリジナルのカヴァー。これは特に驚きの歌唱で、ソウルフルに高音がバシバシ弾けまくり。これを見れば・聴けば、正しく彼女は歌姫だったことを痛感できるはず。
5. All the Man That I Need
既に恒例のタオルを持ちながらも、許せちゃう熱唱。隙無き演奏に、抜群のヴォーカル威力。前曲からの連発に、改めてスゴかったなぁとジワリ
6. My Name Is Not Susan
ここからはちょっと面白い展開、緑の衣装で真ん中でミディアム盆踊りダンスするホイットニー。残るメンバーは、別の4カラー。まるでゴレンジャー。これは必見なのかなぁ。アメリカでもバブル、時代を感じるなぁ。あれ、クチパク?(汗)でも歌ってるぽいし、よくワカラン。ただ、ストリートにもしっかり挑戦、そのスタイルは好感触なんだけどヴォーカルの力のほうが個人的には目が仰天
7. Anymore
ホイットニーって、当時の古臭いダンスながら、かなりキレがあってビックリ。それでいて、激しいヴォーカルをこなしちゃうんだから、かなり鍛えてはず。アドリブ的でも、相当にキレたっぷり
8. A Song for You
Leon Russell カヴァー、当時のライヴ十八番だったのかな、ソウル的にもジャズ的にも雰囲気持って行かれます。衣装は見ないほうがいいけど…。遺作となった2009年『I Look To You』ではバラード+ダンスのカヴァーも披露、彼女にとって大事な曲なんだろうね、伝わります
9. Revelation
ライヴならでは、彼女のゴスペルのワクワク度を自然に取り込み。バックミュージシャン紹介含めつつ、ほのぼのした空間に変化し、なんかホイットニーが身近にも感じるほど。その一方で急に高音発したりと、ゴイス
10. Who Do You Love
船頭さん?帽子を被って、勢いあるバブリーダンス・ミディアムアップに楽しく転がるポップセンス。まるでThe Jackson 5 なダンスも含めつつ(ダンサー4人だし)、途中Exile っぽいし。ほんとよく動くなぁと。どこまでも頼れるライヴ
11. I'm Your Baby Tonight
踊りながらもしっかり歌える実力は、Beyonce とはまた異なる魅力かな。腹式に王道に。サビをあんまり歌わないR&Bナイスも既に確立。でも歌ってる姿を見れば、新たに凄み
12. Greatest Love of All
ラストはパープルの衣装で、アダコン寄りに素敵なバラード。疲れてる様子もみせず、余裕の動きでいて、余裕のヴォーカルを発する彼女は、、、もうほんと凄い。おもろい子供・パパとのやりとりもほのぼの。ホイットニーの愛、伝わる以上に伝わります

TVでも放送されたっぽくて、それには冒頭に同年リリースの「The Star Spangled Banner」だったり、中間に「One Moment In Time」が収録されてるらしいですが(wikiより)、今はこのこの76分の編集盤が一般的のよう。初期3枚やサントラで語られるだけのホイットニーにストップ、ほんとこのライヴDVDは凄いや。自分は2010年の最後の来日公演を見た印象も強かっただけに、彼女のこれだけの動き・歌唱に、圧巻しかなかったです。ありがとう、ホイトニー。凄いや、感動感動!!!

   

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