awアレサとホイットニー、正しく60〜70年代のオリジナル・ディーヴァと、80〜90年代のニュー・ディーヴァ。
この2者は音楽界における重要な黒人女性シンガー。そして、アレサは幼少の頃からホイットニーを可愛がっていたのは有名な話。
アレサは、1967年からの約10年で17曲のR&B1位を記録。片やホイットニーはデビューシングルから7曲連続1位を記録。共に凄い記録。
そんな二人は、共にリスペクトし合って来ました。音楽史における共演、色々と振り返ってみました。

Aretha Franklin
    ↑
  (コーラス)
Cissy Houston (母)←Whitney Houston
    ↑
   (姪)
Dionne Warwick

Aretha Franklin to Whitney Houston
Aretha Franklin「I Will Always Love You」
ホイットニーの訃報から2日後の2012年2月13日、アレサはライヴでホイットニーを偲びました。
そして偉大な曲をカヴァー。元々アレサはこの曲を何度もライヴでカヴァーしてきました。
まさか、ホイットニーを送るときが来てしまうとは…涙です。アレサのシャウトが凄まじいです。
 

Aretha Franklin「Saving All My Love For You」
1988年のライヴより、パワフルに歌唱。ソウルすぎて格が異なるけど、アレサは若手の良い曲でも吸収するのが嬉しいなぁと兼ねてから


Aretha Franklin「Greatest Love of All」
これは番外編。ホイットニーがソロデビューを果たす8年前、元はGeorge Benson 曲。1977年のライヴで堂々たるカヴァー。



Whitney Houston to Aretha Frankln
Whitney Houston 「Look Into Your Heart」
ホイットニー最後の映画出演となったリメイク"Sparkle"がタイムリーに話題になっていますが、
そのオリジナルのサントラからの曲を既にホイットニーはカヴァーしています。
それは、1976年にリリースされたアレサ全曲歌唱のOST『Sparkle』からの2ndシングル。
プロデューサーだったカーティス・メイフィールドの事故からの回帰を願うアルバム『Tribute to Curtis Mayfield』収録、アレサも別曲にて参加!
 

Whitney Houston & CeCe Winans「Bridge Over The Trouble」
オリジナルは1971年Simon & Garfunkel ですが、ブラック系アーティストには同年カヴァーのアレサ・ヴァージョンのほうが浸透。
実際、アフリカでは黒人賛歌として崇められている程。ホイットニーとシーシーのコンビも、スピリチュアルな歌唱


Whitney Houston & Mary J. Blige「Ain't No Way」
オリジナルは1968年、シングルB面曲でした。これを第1回Divas Live を引き継いだ第2回目より。
主役のホイットニーが、アレサをオリジナルディーヴァと掲げ、メアリーと共にアレサをトリビュート



<Aretha Frankln & Whitney Houston>
Whitney Houston, Cissy Houston, Natalie Cole, Gladys Knight ft. Aretha Franklin「Respect」
アレサで有名な1967年POP1位曲、女性賛歌として生まれ変わったような楽曲。グラミープレでの映像では、ナタリーが目立ってますが、後半客席から登場するアレサは流石の貫禄(映像には映らないけど)。一応、ホイットニーとの共演だよね


Whitney Houston, CeCe Winans, Chaka Khan, Mary J. Blige, Brandy ft. Aretha Franklin「Count on Me」
グラミーにて1996年『Waiting to Exhale』メドレー、アレサはソロ曲を歌わなかったけど、最後の「Count On Me」に登場。端のほうにいるのがレアだけど、猛烈


Aretha & Whitney「It Isn't, It Wasn't, It Ain't Never Gonna Be」
アレサとホイットニーの夢の共演、1989年のシングル、一度でいいからライヴで聴いてみたかった…別録音です


アレサは2012年2月17〜18日、ニューヨークのレディオシティ・ミュージック・ホールにて60代最後の大舞台ライヴ。
しかしながら、2月18日がホイットニーの葬儀。アレサは、葬儀がニューアークとのことで、ライヴの合間をぬって葬儀に参加することが決定。
多忙な中、アレサはこの葬儀に出席し、歌を披露するそう。考えただけで泣けてくる。まさかアレサがホイットニーの死に直面するなんて。

他にもまだまだアレサ・ホイットニーの関連曲などはあるかもしれないです。でも、とりあえず、両者の繋がりを感じながらも、
個人的には、改めて体を大事にしながら歌い続けるアレサに感謝しています。ホイットニー、、、ドラッグへの1手は怖いものだったなぁ…ホント、改めて合掌。