
さてさて、本作は本国にてDVDだけでなくBlu-ray も発売。共に89分に亘る収録(国内盤は、日本語テロップ付きでDVDのみ販売)。CD通りの順番でなく、敢えてDVDならではの構成にているのが味噌。表ジャケはCDとほぼ変わらず拡張的な位置づけで、裏ジャケにはクリスマス作で全米1位を記録したMichael Buble、お馴染みLady Gaga、昨年無くなったAmy Winehouse、更には昨年見事病床から復活したAretha Franklin という話題性のあるアーティストとの写真もサムネイルにて掲載(+John Mayerは…補足できません…汗)。自分は値段的にDVDを買いましたが、今後アレサのお宝映像的にブルーレイ買い直しがあるかも…。いずれもレコーディングを挟んで、インタビューやら、それまでのやり取りが収録されているのが大ポイント。まずはトニーのソロインタビューから映像はスタート。走馬灯のようにメガミックス的な映像も少々挟み、マイケル・ブーブレへと流れます。今回は曲そのものよりも映像を見て気になった点等をサクサクとレビューしていきます。
1. Don't Get Around Much Anymore (with Michael Buble)
ポッケに手を突っ込んで歌うジェントルのトニー、ブーブレは清廉と軽やかにポップに歌いあげ。更には二人で手をとってダンスしながらレコーディング、こんなのあり??凄い素敵ですぞ。更にはトニー、回転しちゃってるし
2. Who Can I Turn To (with Queen Latifah)
微笑ましく歌う二人、あまり盛り上がりはないけど、ゆったり継続。ラティファ、凄く横揺れ
3. Stranger in Paradise (with Andrea Bocelli)
洒落た場所でレコーディング、アンドレの自宅かな?ダンディ過ぎの佇まい
4. Watch What Happens (with Natalie Cole)
何だかナタリー痩せちゃったなぁと思いきや、美人だなぁと。こういうビッグバンド系に彼女は強いなぁ、おどけさも可愛いし。トニーもかなり気持ち委ねてるよう
5. Body and Soul (with Amy Winehouse)
エイミーのきちんとしたインタビューが結構長く収録されているのは貴重、そして1stシングルとしてカットされたレコーディング風景を、改めて合掌
6. It Had to Be You (with Carrie Underwood)
生演奏にて同時レコーディング、煌びやかなライヴプレステージのよう。オールディーズ感もほっこり
7. Blue Velvet (with K.D. lang)
テレビでも披露された二人のデュエット、なんか落ち着いた感じが大人な味
8. Speak Low (with Norah Jones)
前曲のようなシーンながら、一味違ったカメラアングルを用いて、堂々たる仕上り
9. Sunny Side of the Street (with Willie Nelson)
ギターを弾きながら、笑顔も時折のノッテル展開。これぞ熟練のぶつかり。しなやかー
10. The Way You Look Tonight (with Faith Hill)
セレブさ上乗せフェイス、カントリーさ抜きの美の詰まり。ジャズテイストに、それぞれの個性を両軸で展開
11. Yesterday I Heard the Rain (with Alejandro Sanz)
英語圏じゃないね、なんかそれぞれ別の世界観で歌い継ぐ感じかな。トニーのぱっちりした目線力強い
12. The Girl I Love (with Sheryl Crow)
二人の笑顔なシーンも織り交ぜ、雰囲気の良さがひしひしと。二人のアイコンタクト、こういうデュエットこそ凄い旨味
13. This Is All I Ask (with Josh Groban)
年齢差感じつつも、正統派な斉唱。レコーディングは真面目、それでもそれ以外は何気にキャッチー
14. The Lady Is a Tramp (with Lady Gaga)
アルバム1曲目を飾っていたガガとの共演、二人でインタビューも。二人の跳躍度の高いレコーディング風景は必見
15. One for My Baby (with John Mayer)
こういうジェントルさは、結構あったなぁ。最後の最後でこなし感が見えちゃったかな
16. How Do You Keep the Music Playing (with Aretha Franklin)
ラストは8分程、アレサのパートは長く取られてました。単独インタビューあり、アレサとの笑顔のやりとり有り、更にはレコーディングにて涙を流すトニーに、こちらが更に涙…アレサも元気にソウル込めた歌には参っちゃうよ
そういえば、CDに付属されていたDVDはかなり短縮ヴァージョンだったから、これは絶対に別途買っておいて損は無かったなぁと。こんなに豪華なDVDは、ジャンル好き問わずに気に居るシーン絶対みつかるはず。とにかく、これは買って良かった。まさか、ここまでの御大を見続けても飽きずに、魅力あれこれ見つかるとは…深い。
<過去レビュー>
2008年 A Swingin' Christmas ft. ft. The Count Basie Big Band
2011年 Duets 2
![デュエッツII:グレイト・パフォーマンス [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61bOy4mGzpL._SL80_.jpg)
出演:トニー・ベネット
販売元:SMJ(SME)(D)
(2012-03-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
![Duets II: The Great Performances [DVD] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61pRiXV9UpL._SL80_.jpg)
アーティスト:Tony Bennett
販売元:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
(2012-03-06)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
![Duets II: The Great Performances [Blu-ray] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61-EXbd0leL._SL80_.jpg)
アーティスト:Tony Bennett
販売元:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
(2012-03-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
トニーの涙よかったね〜。もちろんこちらも涙しましたよ。
アレサとの風景だけリピートして見ました。
これを見て母と意見が合ったのは、やっぱりホイットニーより(アレサの方が)すごいね!!でした。
アレハンドロはパス(?)されちゃったみたいだけど(笑)僕は男性歌手の中では日本語でも英語でもなく西語の彼が一番好きなんです。
下手ウマなSSWなので他人の曲だとぜんぜん良くないけどね。
マライアは妊娠中だったからカメラNGだったのかぁ、と自分なりに納得してみました。
アレサは再びクライヴ・デイヴィスと仕事するみたいだから、新作が楽しみです!!