R・ケリーがホイットニーの葬儀で披露した、ホイットニーへの提供曲「I Look To You」のセルフカヴァーを見る度に今年初のホロリ継続。そんなケリーさんの作品は、曲数が多すぎるからか、あんまりレビューしてこなかったんですよね。ただ、やっぱり彼をあれこれ聴きこみたいなぁと、この春感じており、ちょっと立て続けになるかも？！まずは、ジェイZとのコラボ第1弾作を。POP2位・R&B1位を記録。実際、ジャケはなんかぱっとしないけど、この2大アーティスト名だけでもインパクト。デカ名が組むとコケる場合も時にあれど、これはあたりました。これと言って売れたシングルはないけど、アルバムとして名盤に。1. The Best Of Both Worlds (Intro)
1stシングル、R&B39位・POP115位を記録。パワフルサウンドで、ヒップホップ幕開け。んでもってタイトル曲。サビもリフも心地よく響き、初っ端の掴みは相当にOK
2. Take You Home With Me a.k.a. Body
3rdシングル、R&B41位・POP81位を記録。低域でソフトなケリさんおヴォーカルに、ポイントポイントで挿入されるジェイZラップ。サウンドはポップにループ、バランス感優位
3. Break Up To Make Up
独特にうねるヴォーカルが心地よいな、オリエンタルまでは行かずともギターカットインがクールな空間に。アルバム前半に軽やかな風
4. It Ain't Personal
The Isley Brothers「Voyage to Atlantis」サプリング、ゆったりムードに吹きつけるように声を重ね合うナイスコラボ。ざらついててウェットで、ベースはドライで上質。アイズレー的な効果もあるのかな
5. The Streets
ハウスには成らずとも、美メロ脱却の糸口を探すべく背景が芯の通ったサウンド。ケリさんのヴォーカルのストーリー性にもうなるもの有り
6. Green Light (ft. Beanie Sigel)
コラボ＋@1曲目はビーニー・シゲル、バックコーラスにて笑わせてくれるようなキュンキュンヴォーカル。それでも男っ気ある低域をどっしりと
7. Naked R. Kelly solo
これだけケリさんソロ、超絶バラード3分。これにはラップ無くて陶酔しても確かに悪くないね
8. Shake Ya Body (ft. Lil' Kim)
5thシングル、R&B72位を記録。リル・キム姉さん登場の、めっちゃバリバリ、フィエスタなサウンド。ジェイよりもケリさん味が濃く出たかな
9. Somebody's Girl
4thシングル、R&B41位を記録。軽ピコピコした中で、ジェイさん寄りフレイヴァー。緩く、粛々と
10. Get This Money
2ndシングル、R&B37位・POP115位を記録。サウンドのバウンシーさを少々、鳴らしで楽しむさっくり作
11. Shorty
ゆったり、それでもエッジ引き立つサウンド。ただ特長としてはあんまりガツガツしてないのが良いです
12. Honey (ft. The Bee Gees)
ゲスト扱いになってるビージーズだけど出演してないっぽい…正に「Honey」をサンプリング。ただ、名ばかり突進？！柔らかい展開で個人的には惹き
13. P***y (ft. Devin The Dude)
ラストはテケテケしながら、ゆるーくクローズ。大音量で聴けばインパクト上がるかな、でも基軸タンタカタン
13曲・49分。全体的にさくっとした曲が多かったのが感想かな。濃すぎず、肩の力を抜いてあっさり聴けたのは良かったなぁと。特に前半のスムースな展開には、R&B好きとして大歓迎。後半はラップ寄りにもなってたけど、文句無し。二人が絡んだからこその、ラップとR&Bの中間作が出来てたと思います。
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