41LhXW1jpjL__SL160_R&B4位・POP5位を記録。もともと、ダイアナ・ロスの1970年後期作はなかなかの高値だったりして、自分は間違って2枚ゲットしてたりします。でも、この度デラックスエディションが出たということで、またまた買い直し。彼女もシュプリームスも、Hip-O Select デラックス盤が出ればその都度買うのに、聴きこんでないオバカサン。まずは、本編含むディスク1を。ディスク1ばっか、毎度レビューしてディスク2は毎度放置。改めたいですな。

ここで、レビューをしようとしたら、何とも既にレビューしてた…。危ない。ということで、今回はまずはボートラ9曲を。

<Single Version>
10. Sorry Doesn't Always Make It Right
1975年のアルバム未収録曲、美しく辿られるポップ性の高いスタンダードバラード。出だしのヴォーカルからして、凄く華麗で、ダイアナの声っぽくなくて、まるで歌の先生みたい(勝手な印象)
11. Together
これもシングルヴァージョン、少々時代は異なれど、ストリングスを配し、美しい階段調のメロディも素敵。ブラック要素無しに、フリーソウル寄りなソフトフル
12. I Thought It Took a Little Time (But Today I Fell In Love)
アルバムからの2ndシングル、シングルヴァージョンは何ともキツイくらいにストリングスが配されてます。マスタリングの段階でアルバムは大分抑えられたってことかな。個人的には新鮮だったなぁ。こっちのほうが、凄く楽しげで華やか
13. Love Hangover
3rdシングル、R&B・POP1位を記録。お馴染み、妖艶スロウ→ディスコへの変化。アルバムヴァージョンは3分くらいで変調でしたが、シングルヴァージョンは1分超で変調。かなり収縮された纏まりですが、それでもインパクトは保持
14. One Love In My Lifetime
4thシングル、R&B10位・POP25位を記録。ちょっぴりファンキーながら、ダイアナの線の細いヴォーカルがそれを踏襲。ゆったりシカゴファンクって感じ、ストリングスも交わりダイアナならではのエッセンスに最終的には落ち着いてます。ビックリなことに、シングルヴァージョンのほうが20秒程長いみたい…

<Alternate Take / Alternate Take>
15. To Love Again
各コンピ等にもよく収録される印象、小編成で奏でられるプチ曲。凄く切ない、しんみりし過ぎ。味が深い、ダイアナぽくないドラマ感
16. We're Always Saying Goodbye
しんみり哀愁継続、テンポは上がりつつアメリカン堂々スタイル。ダイアナの強調ヴォーカルもクール
17. This Christmas
此処にクリスマス曲ってのも違和感だけど、流れ的にはうまく溶け込んでました、ピアノからスタートの爽快さ。後半はホーンも混ざり、やはりのパーティ。ダイアナの落ち着き感は独特

<Stereo Mix>
18. Coming Home
ラストは何とも2分弱、ソウル回帰?でも、なんか、この時代にこのカヴァーってのはすごいなぁと、ブギブギぶら下がり午後ナイスディ

本編が9曲・35分に対し、ボートラは9曲・31分。アルバムの印象を更に面白くしてくれるボートラ群、結構魅力です。さっくり聴けたのと、彼女のこの時代ならではのポップ性、クリエイティブ性が柔軟で、それを受け止める側も気持ち良く酔えたというか。ジャケと異なる、美しさ。決して暗さにとどまらない、華麗さが魅力でした。

Diana Ross (1976Diana Ross (1976
アーティスト:Diana Ross
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