SOUL FOOD, SOUL LIFE : Luther Vandross / Greatest Hits 1981-1995 (1995)

ルーサーのアルバムの中でも、個人的な思い入れが強いアルバム。確か、新品で初めて買ったCDがコレ。中古CD屋（中古本屋？）で『Give Me A Reason』『Any Love』を買ったのがルーサー初ではあるものの、新品はその少し後に近所のゲーム屋（CD屋なんか本屋なんかごちゃ混ぜの店）で割引になってて購入。例えば、凄く好きな作品For Real 『Free』なんかもそこで買ったなぁと感慨深く。

そんなわけで、ルーサーへの興味が湧いていたころに出会ったベストとあって、とろけるバラードやらダンスやらR&Bやら、ジャンル問わずルーサーの味に全て満足しっぱなし。このベストは当時レーベルを離脱すべく第1弾総決算てな意味合いがあったかもしれませんが（この後『Your Secret Love』は発表するものの、ホリディやベスト第2弾と続き、Virgin へ移籍）、早めのEpic での歴史総決算。

1. Never Too Much
2. Sugar And Spice (I Found Me A Girl)
3. She's A Super Lady
4. A House Is Not A Home
ソロデビュー作1981年『Never Too Much』7曲中4曲が此処に。彼のインパクトは、これだけでも相当に伝わると思います。且つ旧さがなく、しっかりと当時にも魅力が伝わりました。個人的に胸ぐらを掴まれた感覚忘れじ
5. Give Me The Reason
6. So Amazing
7. Stop To Love
8. See Me
9. I Really Didn't Mean It
ベストと言いつつ、今度は1986年『Give Me A Reason』9曲中5曲を連発。1枚ものベスト、更には9作のオリジナル作品がある中で、ある意味斬新…。
10. Any Love
1988年『Any Love』よりタイトルトラック。落ち着いたモダンなR&Bバラード
11. Here And Now
1989年『The Best of Luther Vandross』からの新録バラード。グラミー賞受賞。これも彼を語る上では外せないなぁ、クーーーーッ
12. Power of Love (Love Power) (Original)
1991年『Power of Love』よりタイトルトラック。ポップなセンスがありつつ、独特の爽やかさに包まれるゴスペル風リズム、新境地
13. The Best Things In Life Are Free (Classic 7" Mix) (with Janet Jackson)
1992年"Mo Money"主題歌、ルーサーのアルバムには初収録。オリジナルではなくDavid Morales & Frankie Knucles によるミックス、自分はこの曲をこのミックスで初めて知ったため、オリジナルよりこっちのほうが違和感ないんですが。ぐいぐい爽快バウンス
14. Love The One You're With
1994年『Songs』より。クワイアを引き連れ、ゴスペル度を高め、ルーサーの実力がどんどん大御所化。ソフトさあり、柔軟さあり、昔以上に名曲がどんどん湧くルーサーに驚異
15. Power Of Love (Love Power) (The Radio Mix)
ここから2曲は本ベスト用。注目の1曲目は、12曲目のFranklie Knucles によるハウスミックスで、当時ベスト向けにシングルカットもされています（UKより、7曲入りCDS）。賛否あれど、個人的には疾走感が無理なく備わり好きなミックス
16. The Thrill I'm In
本ベスト注目の2曲目は、Special Bonus Track 扱いで、Jam & Lewis プロデュース。メロウなR&Bで、独特なリズムを起こすクリエイティブ。先日17年振りにリマスターされ『Hidden Gems』に収録されていましたが、そちらはエディット。なのでフル6分を聴くためには本ベスト必携

実は本ベストには1982年『Forever , For Always, For Love』・1983年『Busy Body』・1985年『The Night I Fell In Love』からは選曲されないというスッポリ抜けは、絶対に当時の異論だったはず。絶対、ベスト2枚目出るぞってのは判りつつも、まずは本ベストの聴きどころを改めて抑えつつ、今は16曲目のリピートばかりの自分でした。