1stアルバムを出した1年半後にリリースされたのは2ndではなく、なんともリミックスアルバム、R&B22位・POP118位を記録。アルバムのロングランに貢献しただけでなく、此処からのシングルヒットも誕生。当時は、1作にして、メアリーのインパクトがブラックミュージック界に刺さったなぁと。1. Leave A Message (ft. The Notorious B.I.G., Diddy, K-Ci Hailey, Martin Lawrence, Tim Dog)
オリジナルではさっくり洗練な印象だったけど、ヴォーカル（コール）に重鎮が登場しまくって、濃い内容になってるのは言うまでもなく。サウンドのマイアミ風が個人的には刺さり
2. You Don't Have To Worry (ft. Craig Mack)
本リミックスからの1stシングル、R&B11位・POP63位を記録。1st未収録の新曲、先行してOST『Who's the Man?』収録。ヴォーカルの組み方、サンプリング手法、どれも画期的。個人的にはコーラス挿入が旨いなぁと悶絶
3. My Love (ft. Heavy D)
進化したヴァージョン、出だし1分の壮大なサウンドは惹きつけ度高し。この後にシングルカットされるけどそこに収録のミックスはこれとは異なるもの。深みにはまる7分超
4. Real Love (ft. The Notorious B.I.G.)
ビギーが最初を引っ張る以外はあんまり大きな変化はなかったかも、あんまり本ヴァージョンで使われることない？インパクトが薄かった・・
5. What's The 411? (ft. The Notorious B.I.G.)
地味なラインで進行しつつも、裏で遊んでるヴォーカルが何かTLC ぽいんだけど、他には公式にK-Ci Hailey が参加してるみたい。わくわく楽しいリフ、おどけヒップホップソウル
6. Reminisce (ft. C.L. Smooth)
オリジナルをよりハイパーにした、攻撃的なストリート。ラップとの相乗効果、コーラスの無敵の溢れ技、さすがのパワーアップ版
7. Mary & Andre (ft. Andre Harrell)
これはインタールード30秒、アルバム用に作られたトラックとしては2曲目、ちょっとした会話
8. Sweet Thing
マイアミのRufus 気分を一転、気持ちを緩めてネオソウル風に、チャカを超えてメアリーだからの曲になったような気がするなぁ、こっちのほうが
9. Love No Limit (ft. Kid Capri)
ごりごり推す感じは無くて、スムースさやあっけらかんさが、妙にはまる本ヴァージョン。
10. You Remind Me (ft. Greg Nice of Nice & Smooth)
オリジナルを解した上でのラップゲーム、心地よい流れでメアリーは淡々と。この譲らないペースに絡むラッパーとの相性、これぞリミックスの醍醐味とて
11. Changes I've Been Going Through
あれこれ音を入れずに、マイペースで展開されるのがリミックスヴァー。リミックスなのに、こっちのほうが本編に感じるくらいに落ち着きヒップホップソウル
12. I Don't Want To Do Anything (ft. K-Ci Hailey)
実際5曲目に参加していたK-Ci がメインデュエット、R&Bの真髄を感じさせメアリーに火をつけるキッカケに？既に出来た男性コーラスの渦に、メアリーの色が異なるように見えるのが新鮮
インタールード風を交えつつも、12曲で55分は、本編以上の長さ。熱の籠ったリミックスアルバムになってます。こういう斬新なプロモワークは、その後のメアリーの打ちだし方にも影響を及ぼしたんだろうし、なかなかこの作品に特化のレビューって少なかったりするかもしれないけど、個人的には惹き。再発見・再評価。
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