
楽屋もないってことで、かなりムンムンした空間。ギュウギュウ。入口からバンドが登場し、今か今かと。そしてようやく登場の大上さんに、コーラス4名。なんと1曲目はAretha Franklin「Respect」、浪速パワーのソウルカヴァーでぐいぐい引っ張ります。更に2曲目は「Do Right Woman - Do Right Man」。しっとり酔わしてくれました。その後も含めて、アレサカヴァーは実に5曲。「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」「Rock Steady」「Chain of Fools」、、、あれ、もう1曲くらいやったっけ。いずれも、客を惹きこむシチュエーションには参りました。
「心斉橋に星が降る」を歌うってコールがあったときには後ろの男性が唸ってた。やはりコアにも、これは東京のファンの待望のライヴだったんだろうなぁと痛感。いい歌でした!あと、「大阪で生まれた女」(大阪関連曲多いのもパンチあってイイネ)、スターキング・デリシャス時代の曲なんかまで。
あと、グレイトなソングライティングとしてチョチョ作の新曲多数、銭湯のチャポチャポ感の「ユートピア(?)」、あと歌詞に鼻クソが出てくる爽快なファンク。サイコーです。Kitty の「恋のはじまり」はライヴ盤『Hugs』でもお馴染みですね。更に、Gladys Knight & The Pips カヴァー「If I Were Your Woman」のかたやまみき氏(かったん)のカヴァーもぞくぞくする展開。あと、定番ゴスペルでありホイットニーのラスト録音曲として今話題の「His Eyes On The Sparrow」なんかもゾクゾクきました。
ブルースヴォーカルコーナーがあったり、客席との会話が自然に繰り広げられてたり聴きどころ見どころ多数の3時間でした。途中の休憩で、外で懐かしのメンバーと気さくにお話しできて楽しかったなぁ。"プリンいる?"みたいな。大上さんも久々に話せました。どもども。これから、東京づくかもってことなので、週末Candi Staton の初来日ライヴに引っ張られていた方は、日本のソウルシンガー達を是非次回お楽しみあれ!
<過去レビュー>
2006年 大阪BIG CAT
2012年 新橋ZZ 事前告知

アーティスト:大上留利子&ジェニファーwith白百合少女合唱団
販売元:インディーズ・メーカー
(2007-06-06)
販売元:Amazon.co.jp
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今回はぎゅーぎゅーでしたね。
アレサのナンバーをやりたくて、しかし、昔みたいに高い声が自由に出なくなってるので、キーを下げたり歌のアレンジをしたりで、それでもアレサの曲だっていうことはしっかり残しながらモノマネでなくて自分のものにできてるかが課題でございます。パティー・オースティンのRock steadyとかエタ・ジェームスのDo right woman do right manを参考にしながらやらせていただきました。
東京またライブ出来たらいいなあ。
ニューオーリンズ、いいですね、レポートが楽しみです。