R-2506660-1287767124シーシー・ヒューストンが前年にPrivate Stock Records から発表したシングル「Think It Over」を持って、Columbia へ移籍した第1弾作品(でも4曲しか入ってない)。実際は、先日取り上げた『A Family Affair 』で賄えそうだったのですが、実は尺がそれぞれ違っておりました(編集盤はどれも短く
エディット)。シシーの1980年までのオリジナル作は未CD化。なので、きちんと聴けることは嬉しいです(アナログは面倒なんだけどね)。アメリカで3ドルにてゲット。プロデュースはMichael Zager、ニューヨークの洗練さ突進。

A1. Warning - Danger (This Love Affair May Be Hazardous To You)
本曲は編集盤に未収録。何とも尺は10分半。サウンドやメロディは何だか白人ナイズというか、Arabesque とかABBA とかをイメージしちゃいました、全体で歌いあげる感触とかも。ただし、太めのヴォーカル主体部を聴けば、シシーの色。ブラックファンからは歓迎されにくいかもしれないけど、随所演奏もポイントは有
10:25
A2. An Umbrella Song 5:52
編集盤は3分でしたが、オリジナルは6分。涼しげなミディアム、A面はどうにもブラックパワーが足りずな印象。でも当時のドナ・サマーなんかもこんな感じだったもんね、アルバムを妙に美に特化ってのは
B1. Somebody Should Have Told Me 8:04
編集盤は4分半でしたが、オリジナルは8分。イントロから爽快な風を感じ、ストリングスと共に華麗なディスコサウンド。ベースラインもクール、更にシシーの腹式なヴォーカルも気持ち良い!
B2. Think It Over
編集盤では6分でしたが、オリジナルは8分。歌部分も多々あれど、演奏を多く取ることで尺が伸びている印象。前曲同様にハイパーに駆け上がっていく高揚感流石

4曲・34分、A面は若干物足らない部分はあったけど、B面は彼女の代表曲として言えるのではないでしょうか。2in1 などの形で、彼女のリイシューが是非叶えばと思います。他にもシシーの作品は買ってきたので、後日改めてレビューしたいと思います。

<過去レビュー>
1996年 Face To Face
1997年 He Leadeth Me
1999年* A Family Affair (with Whitney Houston)