
1. 稲村ジェーン
スパニッシュギターの味わいに、歌詞は日本語でも英語でも無さそうな不思議な妖艶世界観。元来言われてきた何言ってるか分からず音楽ながら、その雰囲気たるもの絶妙な味の1曲目
2. 希望の轍
小林武史氏のピアノが何と言っても印象的、軽快で美しい流れ、そしてサビでの盛り立てに響くメロディ、どこをとっても鉄板!これは、SASの曲の中でも相当に上位
3. 忘れられたBIG WAVE
多重録音アカペラ、ミディアムスロウで奏でられる心地よきブルージー。エッセンスも豊かに、かなり力の入ったクオリティ
4. 美しい砂のテーマ
テーマと言いつつ、これは本当にサントラぽく歌なし4分。さっくり聴かせるマンボ風?西洋のダンス?
5. LOVE POTION NO.9
サウンドは抑えた小さなハコの演奏って感じなんだけど、抉った歌い方がロックでカッコイイ!2分程の即興風
6. 真夏の果実
来ました!オリコン1位、1990年最も大人に愛された曲じゃないかな。低域の神妙さ、サビの狂おしい響き、SAS、そして桑田さんならではのエモーションだなぁと
7. マンボ
マンボというよりは、クールなジャズショウというか、ロッカスタイルを残したミディアム。ちょっと歌謡ぽさを残したサルサって感じかな
8. 東京サリーちゃん
インパクトある曲名ながら、魔法使いサリーちゃんとは全然関係なさそうで。スロウに奏でる雰囲気悶々、日本語なんか英語なんかわからないんだけど、それもひっくるめて上質。90年代開花で、50〜60年プレイバックってところかな
9. マリエル
ポップなスロウ、平和感あるホーンが味。それ以外はゆったりスコーンと抜けた歌謡曲2分超
10. 愛は花のように
これは、なんかCMに使われてたような?オーレーって掛け声が、一般的に有名だったような。海とかよりも、町の楽しいお祭りのワンシーンって感じかな
11. 愛して愛して愛しちゃったのよ
ラストは、可愛らしくハラボウのゆったりバラード。これ、マヒナスターズだっけ、カヴァーだったはず。5分くらいあるので、結構しっかり聴くと、語りなんかも含めてなかなか重厚
11曲・45分。シングルは1曲。1曲1曲のインパクトというよりは映画、更にはサントラとしての流れを上手く汲んだ作品だなぁと。何気なくかけていてリピートしてても飽きがこないような、絶妙な作りになっているのもポイント。こういう作品が日本でバカ売れしていたのも、バブルでかたずけられないリスナーの本物志向があったんだろうなぁと。自分的にはサザンで最も好きなアルバムだったりするんだよなぁ。
稲村ジェーン(サントラ)
アーティスト:SOUTHERN ALL STARS and All Stars
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(1990-09-01)
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