41-HKlsQ-qL__SL160_渡辺美里の夏祭り7年目、久々のライヴ参加だーって時点で聴いている作品。彼女は西武ドームライヴを終了した後、各地で夏祭りをしてますが、東京でのライヴは久々。でも、初の野外ではない日本武道館…ちょっとクエッションだったりしますが(金曜開催だし場所代?)、最近はテレビ露出も増えている中で、ライヴ直前のタイミングでチケットをゲット。そんでもって、予習がてら何を聴こうかなぁと思ってたところ、絶好の作品があるじゃないですか。デビュー20周年企画の3枚組ベストアルバム『エム・ルネサンス』、オリコン7位・10万枚以上の売上を記録。本CDは3枚それぞれにコンセプトがあって、ディスク1枚目が定番ヒットを集めたSong with You、3枚目がラヴソングを中心に集めたLove with You、そして2枚目が夏曲を集めたSummer with You。新しい世代には伝わりづらくも、30代以上の人には渡辺美里=マイレボだけでなく、夏のイメージが強く残っていると思います。実際、夏ライヴもTUBE に負けじと(?)27年連続。ソロ女性シンガーで考えれば驚異的なパワーかと。今回はそんな夏ライヴに参戦すべく、夏曲を中心にプレイバック。

1. 夏が来た!
オリコン2位。大江千里・作曲、大村雅朗・アレンジ、夏の定番!美里ファンだけでなく、当時はアルバム『Lucky』の核となった曲だけあって、ほんと流行ったなぁという印象。ご機嫌サマー、高音部もスコーンと艶やか
2. 夏の歌
シングルながら当時のアルバムに見送られた、ザ・歌謡曲。なんか、このへんからくねった曲がなくなってきたという思いが過ぎります…でも、ハッピーポップに違いないけど、こりゃ明るく売れはしないやね
3. ラブ♥ゴーゴー!!
2000年『Love♥Go Go!!』オープニング、キュートでポップ。かなり肩の力を抜いて歌われる軽快なステップ
4. サマータイムブルース
オリコン2位。美里詩曲の初シングル。夏の定番ながら、サビが来るまでに時間がかかるのがヤキモキ。ストリングス含め、でも、これも時代を飾った夏曲だなぁと。ただ残念なことにPVが作られてない…
5. みんないた夏
ロッカ的懐かしい音が絶妙なRichard Dodd アレンジ、ミディアム。安心して聴いてられるホンワカ
6. 一瞬の夏
伊秩弘将・曲、清水信之・アレンジ。低域から高域に移ろう、哀愁感と爽やかさが織り混ざるミディアム。個人的にはSpecial Bridge Version がリイシューされてほしいんだけど
7. 彼女の彼
アカペラ風にスタート、でも基軸はポップ。“8月の太陽が眩しすぎて泣きたくなる〜”ってのも重たい…ただ、楽しめます
8. 遅れてきた夏休み
これも当時好きだったなぁ、バラード風なんけど基本はゆったりポップ。丁寧なメロディ、日本語が美
9. 君はクロール
大村雅朗 曲・アレンジ、とにかく不思議な空気に一変するサウンド・詩も当時19歳で書いたと思えないくらいに深い
10. ソレイユ
2002年『Soleil』タイトル曲、音域が広くもそれをさらっと歌ってポップ仕上げに。伸びやかな歌声が気持ち良いです
11. 熱いふたり
これも歌謡曲の王道、美里はホントこういうのが好きだよなぁと。でも、こういう勝負をするシンガーってあんまり居ないから面白いのかもね
12. 夏灼きたまご
賛否!作詞はチェリー☆ボンボン、おいおいおい・・。迷走も感じられつつ、ベイベー楽しくなっちゃう要素はたんまり。敢えてシングルにしなくてよかったのになぁ、PV多分無かったし
13. 真夏のサンタクロース
小林武史 アレンジが光りつつも、曲と詩のバランスがちょっとちぐはぐ?なんかシングルにしては重たい…確か、初めて先行シングルがオリコンTOP10に入らなかったのも、プロモ含め微妙に思えたけど(PV作られてないし)…“友達の一人はもう返らない”って、尾崎豊のことだったのかなぁと今でも謎
14. センチメンタル カンガルー
これも最高のメロディ、楽しめるサウンド。ライヴ向きですね。当時流行りまくったし、実は複数購入ながら自分の初めて買ったシングル盤の一つ。CMもカンガルー一色でしたから。なのにPV無し
15. 太陽は知っている
熱湯甲子園テーマ曲、美里らしいエネルギーに満ちた曲。売れなかったけど、これは夏に元気を与えてくれるロッカポップ、曲自体も結構難しいけどさらりと歌いこなし
16. すき (Apricot Mix)
ラストはシングルヴァージョンより、これも人気曲。ただ、これもこれもPV無い!夏の終わりに切ないミディアム。最後のサビの連呼、好きだなぁ

16曲・74分。CD3枚組で3980円はなかなか。往年のファンには、ベストも一定の間隔で発表されるようになってからは、真新しさの薄いベストだったかもしれないけど(「10years」でスタートしたり、ライヴでほぼ披露しなかったデビュー曲「I'm Free」が収録されたりしたけど、それくらい?)、コンセプトに合せて聴ける好都合なベストと思います。あれ、夏ディスクはでも何かと自粛対象になりがちな「BIG WAVE やってきた」が未収録じゃん。「荒ぶる胸のシンバル鳴らせ」とかも見送られたんだな・・・。更には、夏曲についてはビックリするほどタイアップが少ない!!これは問題だ(笑)。あと、1曲1曲本人解説が載ってるのは面白いです。後にBlu-spec CD仕様でもリリースされてたりもします。

   

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