51TV1kj3hOL__SL160_タメラ・マン、女性ゴスペルシンガーです。最新作『Best Days』はPOP14位・Gospel1位を記録!!先行シングル「Take Me To The King」もGospel1位を記録するなど、大ヒット更新中。彼女が世俗的にも認知されまくっている昨今、彼女を濃く振り返る作品が、おそらく2007年にリリースされたライヴアルバム。DVDとの2枚組お得盤・Gospel29位を記録。なかなか日本には伝わりにくい音楽かもしれないけど、本格を知るのはルーツ再認識にも繋がります。特に自分は、エッセンスミュージックフェスの最終日、日中行われたゴスペルライヴで痛感しました。

1. Alright
突きあげるヴォーカルは凄み、盛り立てる男女混成クワイアも華麗で素晴らしき。格好良いオープニング
2. Gotta Keep Movin'
体格からは想像しにくい、洗練としたヴォーカルはR&Bナイスかも。自然でいて力強くて、受けるパワーはしなやかに届きます


3. Hallelujah
即興風でピアノとの伴奏、エネルギーは止むことなく、アドリブ・シャウト共に観客の拍手を誘い。声の伸びも信頼感、中盤から演奏にてヴォーカルを継続。彼女のパワーを生で感じてみたら凄いだろうなぁというのがメディアからも既にビシバシ


4. Speak Lord
凛としたヴォーカルは勇ましさ。クリアなヴォーカルも魅力。丁寧に紡がれつつ、転調部などは新たな印象も
5. Speak Lord/I Need You Now (Reprise)
前曲から流れ、ファルセット推し。繊細で緊張感ある流れを保ちつつ、説得力を増しつつ、ピアノの冷静な煌めきとのバランスに惚れ惚れ
6. Safety in His Arms
うねるヴォーカル、神経質な程にしっとりするサウンドに、生唾を飲んで絶えず聴き込んでしまう・・・。ちょっとの乱れのヴォーカルも感情あってこそかな
7. You Deserve My Praise
しなやかなサウンド、アダコン的。ただ、クワイアが入ることで多少の感触異なり。柔らかに、揺らめき、訴求。後半の高域シャウトは前半では考えられなかった程、曲の展開に凄み。何より彼女のパワーはたくましく、感化されたギターなんかもまるでロック
8. In Your Corner
絶えずしっとり聴かせるバラード、ゴスペルっぽくは無いかな。上質にゆとりを与えてくれるかのよう
9. In Your Corner (Reprise ft. Myron Butler)
8分の曲が終了し、リプライズとしてゲストがアンコールシング。真摯なヴォーカル、タメラと比べたら劣るような感じだけど、心意気・早口度はなかなか
10. Trust Him (ft. Darryl Blair)
スロウながらも、アッパーに突進するヴォーカルはPatti Labelle のような豪快さ有り
11. Marvelous (ft. David Mann)
平和な感触でポップに流れるように、こういった曲調は定番で好きだな。旦那が登場し、乾いた喉を披露。説法にも近いハスキー熱烈
12. Praise Medley
ラストはタメラも戻ってきて10分近くのメドレー披露。展開は色々と変化し、教会ならではのカラフルな流れに

計74分、タメラのバラエティに富んだ魅力が溢れた作品。あんまり動く姿を日本では知ることができないから貴重。それでいて結構廉価。ただ、自分はヒットを飛ばしている最新作が気になる…。今後、R&Bにも触れていくべく大事なアーティストって感じになるのかな。興味あれば早めのチェックがマストかも。

Live ExperienceLive Experience
アーティスト:Tamela Mann
販売元:Tilly Mann
(2007-05-08)
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