worldtourwhホイットニーの直輸入盤ライヴCDを、連日レビュー。本盤は、12曲目までが本編、13曲目からがボートラって記述になってたので、ライヴでの11〜12曲目の流れを知りたいなぁと思ってたら、それぞれ別ライヴ(授賞式)でのテイク…(アマゾンの曲目説明で知りました)。こういうCDならではの情報異なり。更には、ジャケが何か滲んだパステル状態…多分、ホイットニーをモチーフとしているんだろうけど、本人かは判別不能。かと言って、中身は嘘モノでは無くて、ちゃんとしたホイットニーのライヴCDです。一応、ライヴ自体は1994年に限らず、1991〜1994年のものを編集している可能性あり(裏ジャケ表記より)。

1. I Wanna Dance with Somebody
昨日レビューしたライヴ盤と比べると、ちゃんと歓声から始まるし、雑多な感じはないかな。音も幾分クリア。聴きやすさは断然こっち。ライヴとしてのクオリティはバッチシ。声が擦れる部分あれど、許容範囲
2. So Emotional
前曲と繋がったメドレー形式、展開がさっくりしててイイネ。原曲メロディを崩しまくりながら、ライヴならではの演出とて、これも許容範囲。粘っこいヴォーカルだけでなく、ソウルフルな女性コーラスがライヴを盛り立てます
3. Saving All My Love For You
部分によってはつらそうだけど、十分にCDのように声が出ててご満悦。アドリブ含め、彼女の凄みが全体に広がります。やっぱここでもコーラスの秀逸さは目立つ!
4. How Will I Know
淡々とこなしがちのポップダンスながら、起爆として曲を楽しむホイットニーが何と言っても可愛らしい。ソウルフルに変える演奏、跳躍な演奏、、あれこれサポート陣が変化すれば、ホイットニーも新たな色を魅せるという感じ
5. My Name Is Not Susan
こなし感が出ちゃってるポップ、スーザン、ズーザンって、何か人ごとのような曲なんじゃないのか?(苦笑
6. Revelation Is Here
ライヴCDだけでなく、案外当時のライヴでは本曲を披露してたみたいです。ゴスペル寄りっぽいけど、それはコーラスに引っ張られてこそ分かるかな。ホイットニーは粛々とこなしてます(リンクは他ライヴから)


7. He's Alright
これも正真正銘ゴスペル、ライヴでは有りがちの選曲でした。声は枯れ枯れなんだけど、コーラスにまかせっきりのパートも多過ぎてさっくり終わっちゃうんだけど、ルーツが呼んでるだろうね〜(若干1分半で終了、リンクは合ってるかも?!)


8. Mercy Mercy Me / What's Going On (with Gary Houston)
YouTube 連動検索にて、これはスペインのライヴからと知る…本編全部かは分からないけど。ここでは弟のゲイリーとのデュエット!Marvin Gaye メドレー。なんかこういった男性ソウルシンガーのカヴァってのは微笑ましいんだけど、ホイットニー袖に下がってしまいました…(着替え?)

9. Who Do You Love
楽しげに歌うポップ、ライヴでは後半の盛り上げるエッセンスとしての採用だったんだろうなぁ。でも一本調子
10. I'm Your Baby Tonight
オリジナルに忠実に歌おうとするホイットニー、でも結構途中途中喉が枯れて歌うのをあきらめるんだよね、で、あっという間にコーラスなんかに助けられちゃうから、なんか当時から彼女は喉のダメージを感じていたのかも。何気に高音はそれなりに出たりもするけど、すぐに枯れる・・・

<Bonus>
11. I Will Always Love You (Live at Grammy Music Award 1994)
曲が繋がってるように聴こえるんだけど、ライヴ自体が異なるのをしっかり感じます。これは映像共に有名なテイク。アカペラでスタートし、サビでは堂々たる高音ぶ厚いヴォーカルを披露。いやー、これをライヴでやられたらたまらない!キーも変化させず


12. I Have Nothing (Live at Billboard Music Award 1993)
ファルセットが少ないからか、堂々たる地声ヴォーカルで進行。これぞ、ホイットニーの素晴らしきヴォーカルの傑作


13. I Wanna Dance with Somebody (Live at MTV Music Award 1987)
オリジナルよりもテンポが上がってピコピコ度アッパー。それでもしっかり歌いこなせるは、ホイットニーの当時の若さ才能あってこそかな
14. Saving All My Love For You (Live at Grammy Music Award 1986)
CDに近いクオリティで、アドリブも入れず曲に忠実に歌う純粋期。ブラックパワーではなく、コンテンポラリーに良い曲・凄いシンガーだなぁと


15. How Will I Know (Live at American Music Award 1986)
ラストは3分の尺で、当時の大ヒットを。抜け目無いヴォーカル、突っ込みどころ無し。すべてに技巧

本編は10曲・50分弱、ボートラ5曲入れて73分。本編は、昨日レビューしたCDと比べると、MCが少ないせいか手際良い進行で聴きやすかった印象。こういったCDながら編集あってこそ報い。ホイットニー自体の手抜き部分や疲れの歌唱あれど、ベストテイクが割と集まったライヴ盤にて満足!

ホイットニー・ヒューストン WORLD TOUR IN CONCERT
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:株式会社エフ・アイ・シー

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