21E60RFXXFL__SL160_アレサ・フランクリン、アリスタ期移籍2作目。チャート的にも前作を上回り、グラミー賞を受賞するに至った1981年の作品。次作『Jump To It』、更には3枚先の『Who's Zoomin' Who』での復活劇と比べるとまだまだ起爆は浅いですが、元気なアレサ、女王としての凄みは既に感じられます。既に本編はレビュー済のため、ボートラ、及びエクスパンド・エディションとしての気になった点を徒然なるままに。

まずブックレットを見ると、これまでのCD化等で使われてなかった写真が何枚か。この当時、アレサは結構色気づいているような。素敵です。あと、ジャケ有りで発表された「Hold On I'm Comin' / Can't Turn You Loose」の12インチジャケ等も掲載。今回も的確に素晴らしいリイシューと思う一方で、シングル盤のラベル面掲載で気付いたことを・・。「Hold On I'm Comin'」は丁度2分短縮された3:16 のシングルヴァージョンが存在?それだったら、シングルヴァージョンも収録してくれればよかったのに〜と。BBRは、結構事細かにボートラを付属してくれていたので、その点は気になったかなx。

<Bonus>
11. Hold On I'm Comin' (12" Version)
12インチヴァージョン言えど、オリジナルからしてイントロが十分に長かったというのもあって、前奏部に変化は無し。対して、後奏が1分半長くなってアドリブ的に拡張された印象。
12. Livin' In The Streets (12" Version)
今聴くと、この曲だけは相当に古臭さ満載のオープニング…。前奏部はオリジナルと変わらずとも、中間部から少々パーツが増えていき、何だかワクワク感増し。後半はアレサ頼みっていうよりも、コーラスの汲み方や演奏に工夫を入れた拡張で実に2分以上長尺。個人的に、遊ばれた追加サウンドに惹き
13. It's My Turn (Single Version)
Diana Ross カヴァーで隠れた名曲。いきなりヴォーカルからスタート。この復刻は、ソウルファンにとって嬉しいんじゃないかなぁ。清々しい実力


ボートラ3曲で17分超。本編と併せると、67分ってところ。ヴォーカルの旨みが詰まった作品。特に、これまでアナログでしか聴けなかった3曲もボートラして手軽に聴けるようになって満足。お次、BBR がアレサのリイシューを手掛けるとしたら、1986年『Aretha』はボートラ満載過ぎて対応しにくく・・・1989年『Through The Storm』あたりになるのかなぁ。Whitney Houston との共演リミックス多数とかになれば、結構話題になりそうだし。最近は、新しいCDが出ても、直ぐに次に目が行きがち〜。

<過去レビュー(BBRリイシュー関連)>
1980年 Aretha (Expanded Edition) 予想記事
1980年 Aretha 1980* (Expanded Edition)
1981年 Love All The Hurt Away オリジナルレビュー
1982年 Jump To It レビュー
1982年 Jump To It (Expanded Edition) レビュー
1982〜83年 Jump To It + Get It Right (Expanded Edition) 予想記事1
1982〜83年 Jump To It + Get It Right (Expanded Edition) 予想記事2
1983年 Get It Right (Expanded Edition) レビュー
1986年 Aretha (Expanded Edition) 妄想記事

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