ジェラルド・レヴァートが40歳の若さで亡くなった翌年、父親のEddie Levert (from O'Jays) が前作共演『Father & Son』より12年振り・2作目となる親子アルバムを完成させました。個人的には、こういう親子で名の通ってる男性R&Bシンガーって、レアだと思ってるんで凄く興味深いんですよね。親の七光り状態で子供を引っ張ってくるってパターンあるけど、二人ともそれぞれに世界的シンガー。でも、今回だけはジェラルドの死と向き合うべく作品でもあるので、悲しさ一入。有難い最後に残してくれた作品です。1. S.O.S.
豪快なR&B、親子だなんて決して思えないくらいにぶっ飛んだ豪快さ。父は支え、基軸はジェラルド。インパクトなかなか
2. I Like It
リズム軽快に、低域エディにどっしりジェラルド。決して明るみヴォーカルではないけど、サウンドはキャッチー。重厚に変化する普遍R&B
3. Close & Personal
華やかに、そぞろに、オールドソウルなコーラスや演奏は個人的にツボ。
4. That's What I Do
畳みかける熱の帯びたバラード。こういう掛け合いができる親子って凄い。でも、これがある種終焉…。そう思うと寂しいけど。オトッツァンのシャウトが何とも泣ける
5. Bad Habit
音の調子だったりコーラスの汲み方が当時ならでは、勢いと技巧溢れたスムースさ。サンプリングも気になるエッセンスだけど、ここではジェラルドのヴォーカル力にこそ凄み。エディのヴォーカルは裏でガムシャラに暴れているよう
6. Slip Away
振り絞るように歌うジェラルド、人間臭さが凄く共感。ソロ曲としての味で十分、エディは裏で荒れ共演
7. Something to Talk About
タイトル曲・ソウル風、バンドとほのぼの。エディが振り絞る情熱にワクワク、ちょっと苦しそうだけどね。ハスキーにも、後ろ盾ジェラルドがウォームフルに
8. Make It With You
小川サラサラ、涼しげに淑やかに。紡ぐような展開、いくら抑えても男気・男泣き的。この絶妙な進行がたまらなく甘酸っぱい
9. Tapped
LSGばりというか、ソロでなく、男性グループで奏でる様な音色を親子で発揮しちゃう手腕見事。ジェラルドのコーラスワークは見張るものがあるなぁ
10. A Situation
スムースなんだけど、親父がバリバリに張り裂けるヴォーカル。美しさをソウルに包んでしまう大御所ぷりの相性趣
11. Get to Know Me
転がるような優しいサウンド、声質が異なる二人あっても相性はしっかり自然。フットワークと、息使いフックがたまらなくオッサンシンガーの憂いクール
12. The Simple Life
ピアノ伴奏ベースに、優しいエンド。日常に溶け込むような癒し。なんだか、こういうソフトさも今は蘇ることを知らないと思うと気持ちギュッとなるなぁ
12曲・51分半、前作共演では力の勝負で進行できたものの、今回は融合で生まれるものを更に突き詰めた感じでしょうか。ただ、切ないパーツとして感じてしまうのは多々仕方ないもので、ポジティブになれるアルバムというよりは浸る作品。R&Bとして、なかなか実現不可の組み合わせは、堪能すべき・聴きこむべきポイントかな。
※未だに、このジェラルドをトリビュートする父、そしてパティの熱なんかには泣ける・・
Something to Talk About [CD]アーティスト:Gerald Levert
出版: Atlantic / Wea
(2007-06-12)
Something to Talk About [CD]アーティスト:Eddie Levert
出版: Atlantic / Wea
(2007-06-12)
亡くなったのが残念です
弟のショーン・レバートもなくなりました。ショーンもソロアルバムを聴く限り素晴らしいシンガーです。兄貴の陰に隠れてしまってますが、同じような評価に値するシンガーです。
エディーは数年前に来日した時も素晴らしかったです。
喉は遺伝しないというのが私の見解ですが、この親子は3人とも素晴らしいです
兄弟がなくなったのはR&B界の損失です(悲)
ボビー・ウォマック行きますか?!5月に来ますよね
まだチケットはとってませんけど(汗)