51VWKjC5xjL__SL500_AA280_ルーファス・トーマス、2001年に84歳で亡くなって4年。未発表音源11曲を収めた作品がリリースされました。本作には、娘のカーラとの共演もあり。ブックレットは無かったけど…デジパック仕様で、それなりに簡潔に書かれた文章等。。。何気に彼を敬愛すべく気持ちの伝わるパッケージになっている気がします。バンドをみると、アルバムを作るべくして用意されていたような


1. Old Dog, New Tricks
犬の泣きまねでスタート、スコーンと抜けたサウンド。オールドソウル風、しゃがれたヴォーカルで、語るように歌うように
2. Did You Ever Love A Woman
まるでライヴの流れのよう、それでいてRay Charles のようにブルージーに。絞るヴォーカルは非常にソウルフル。裏のオルガンも心を精錬させてくれるよう。まだまだ現役感ってのを真摯に猛進
3. I'll Be A Good Boy
楽しく歌ってて快調、ただ高音が出にくそう。コーラスやホーンのサポートで突っ張りなヴォーカル維持のご様子
4. Juanita
結構長めに6分超の曲3連発、しっとり寄りそうバラード。オルガンからゴスペル想起も、絶対的なブルース演出。儚い歌唱なんだけど、演奏のけだるさもって、面白い引き延ばし具合になってるし
5. Can't Ever Let You Go
あんま呂律は良くないけど、James Brown のようなアッパーも。ただ、主体はけだるさNo.1。連呼するラヴバラード、歌詞が単純だけど音楽のワクワクは伝心
6. Trouble In Mind
名ジャズ、なんか良いね。型にはまってながらも、シンプルながらも、ハマリ曲。コーラスの大人味も手伝ってか、なかなかの惹き
7. Miss Jane
インディ的なのか、過剰にヴォーカルの圧力増し。ただ、元気はつらつパワーアップってことで。演奏陣の融和が本作の聴きどころってのもあるなぁ
8. Walkin' In The Rain
ゴスペルとブルースの狭間、演奏傾倒。流しで聴くには良い流れかなぁ、ルーファスどっかいっちゃたような感じだし
9. If There Were No Music
前半はゴスペル回帰、中盤以降はノリノリ。ヴォーカルもしっかり。でもやっぱり演奏の巧みさで完成するソウル・小ファンク
10. Today I Started Loving You Again
曲調変わって優しい風味。でも淡々と歌われて寂しい名残。でもアルバムラストって位置づけでの歌唱だからかな、しっぽり秋
11. God Bless America (ft. Carla Thomas)
これだけはちょっと異なる魅力、前半はルーファス優位。後半カーラ登場も、だいぶ劣ってきたなぁ(汗)。でもソウル史に大事な関連、そして歌い続ける偉大。しっとり。そして、感動

11曲・59分弱。未発表という割に、しっかり流れが出来たアルバムで感銘。多少けだるさはあるけど(ヴォーカルかな)、伝える魅力が燦然と溢れているのは、再評価すべしと。実際、彼の全盛期も聴き込めているわけじゃないからおこがましいんですが、なんかソウルの根本を改めて素晴らしいなぁとしみじみ。

Just Because I'm LeavingJust Because I'm Leaving [CD]
アーティスト:Rufus Thomas
出版:Segue Records
(2005-04-26)