51MnxB6x9SL__SL160_真夏の土日、出不精になっている中で、買い貯めたDVDを観るという荒業に出ました。今回取り上げるのは、来日公演が叶わなかったR&Bスター ルーサー・ヴァンドロスの1st ライヴ盤を。本作は今やDVDで観れるけど、その後Mariah Carey とのデュエットCDS「Endless Love」には何曲か小出しで本ライヴから収録されてたこともあったっけ。あとは、彼のCDSには結構小ぶりにあれこれ収録されてきました。ルーサーファンなら、きっと見まくってる人多いはず!

1. Never Too Much
レスラーのように会場後ろからモッサリ登場。イントロ長め、貴族風モチーフなメンバーたち。テンポ良い曲だけどルーサーの滑舌素晴らしき、それでいてヴェルヴェットヴォイス
2. Any Love
2曲目で既にこの妖艶、落ち着いたムード。ライヴというよりも、観客を酔わすために歌われているようなセクシースウィート


3. Come Back
真ん中の円形ステージで、派手な演出もなく、ただただ、じっくり歌い上げていくスタイル。ルーサー既に汗だく
4. Love Won't Let Me Wait
紡がれる歌、ルーサーへの愛が本当に伝わります。スキャットにしても、低域にしても、どれもが既にベテラン技
5. Band Intros/Song Intros
バンドの紹介をしっかりトラックに単独で設けるのは好感、ルーサーのこだわりもあるメンバーだしね
6. Give Me The Reason
ライヴで楽しめるスピード、疾走感までは無いけど。淡々と歌われつつもライヴに抑揚がつく不思議探り
7. Singer's Intro; I Heard It Through The Grapevine / Young Americans / Love On A Two Way Street
モータウンメドレーとして女性コーラスがリードで歌い、横でルーサーは楽しそう、軽くダンサブルだし


8. Searching
ポップに楽しく観客と一体、上質ではないけど平和と大人のモダンが詰まった仕上がり・進行
9. For You To Love
揺れる、とろけるメロウ。ルーサーの上下に、そして大小のヴォーカルで勝負する素晴らしさ。こんなシンガーなかなか居ないなぁ…


10. Hello To Audience
MC、ルーサーは喋りも楽しくて親近感あっていいなぁ
11. Superstar
ここからの2曲は、酔うしかない至上。素晴らしすぎる丁寧なバラード、心が洗われるなぁ
12. A House Is Not A Home
ルーサーの代名詞的カヴァー。イントロの高域の広がりがライヴ会場を熱くしてくれる、これは必見!一つ一つのアクションが沸かせる、演出すべてが濃い
13. She Won't Talk To Me
フィナーレに向けて楽しいエッセンス、ポップ再来。コーラスは衣装チェンジ、ルーサーは通しで何も変わらず。ダンスなんかを観ちゃうと古臭いんだけど、歌表現は今でもド級でしょうに
14. Stop To Love
ラスト、ジャケットのみ金ピカになったルーサーがじっくり、ワウワウと、多種な突進で駆け抜けて終了。最後のクレジットでは、ルーサーはオーディエンスに答えまくり、すごくファンキー

14曲・81分と言いつつも、ルーサーだけのパーツでいえば12曲。それでも、ブラックミュージックにおいて未だに惜しまれている彼のライヴDVDは、これを入れて計2枚しか出てないので重宝そのもの。今では1000円くらいだもんね、通しで是非堪能しまくれるので、推しです!

Live at Wembley [DVD] [Import]Live at Wembley [DVD] [Import] [DVD]
アーティスト:Luther Vandross
出版:Epic
(2011-07-12)

Live at Wembley [DVD] [Import]Live at Wembley [DVD] [Import] [DVD]
アーティスト:Luther Vandross
出版:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
(2000-11-21)