プリンス、Arista に移籍して発表された唯一の作品と連動してリリースされたライヴDVD。彼の海賊盤はあれこれ出まくっているけど、メジャーレーベルにて発表してくれただけあって、なかなかの施策が詰まった内容。バックアップ陣も流石ながら、更にゲストも豊富。今回はボリュームあるけど、いつかは取り上げたいと思ってた作品なので、ちょいちょいコメントにて逃げながら全曲レビュー。1. Let's Go Crazy
真っ青のモジモジ君のような衣装で、ド真ん中ギターを掻き鳴らす殿下は正にスーパーファンク!
2. She's Always In My Hair
挑発するような腰クネ、ギターもその他演奏も素晴らしい!
3. I've Got The Look
展開早く3曲目、安定のミディアムファンク。淡々とこなします
4. Kiss
再び殿下登場、ギター応戦。岡村靖幸のライヴ見てるのと同じ感覚になる…
5. Jungle Love Morris Day & The Time
モーリス・デイのステージに交代。ちょっと古い80年代の空気感、でも自然とファンク
6. The Bird Morris Day & The Time
ワウワウと岡村ちゃんモンキー!全然2000年への切符を感じないけど、ドキドキしちゃう
7. American Woman Lenny Kravitz
今度はレニクラ、客にもみくちゃになりながら、でも冷静に登場。自身のヒットを披露。まるでフェス。殿下もサポート、なんかこの絵がスゴイ!!!!
8. Fly Away Lenny Kravitz
個人的に好きな曲、殿下しっかりサポート。レニクラ動じず、安定のロック
9. Get Off
着替えて殿下、ブラックな衣装に包まれ、ヒップホップ要素も混ぜてワッショイ。客も乗ってきたなぁ
10. Medley (with Rosie Gaines, Mike Scott & Maceo Parker)
ホーンも活躍、ダブ的に疾走。ファンクでありつつ、ダンスも快調に。女性ヴォーカル、ロージー・ゲインの圧はスゴイ
11. It's Alright
ノリノリファンキー、会場にイチャモン、ノリが足りないっていう殿下、逆に余裕
12. Everyday People Cynthia Robinson & Gerry Martini
スライの名曲、みんなでお祭り状態。うねうねしつつも爽快さもあり、80年代仕上げ。かなり会場をアッパーにしてくれたなぁ、ダンスもアドリブも全部濃い
13. Higher
スライ続き!たまらん!総出で名曲にパワーをぶつける素晴らしき円陣
14. Purple Rain
雨をモチーフの映像も混ぜつつ、悶絶スタート。イントロ長すぎ、そこが憎い!元プリシンボルマークのギターきたーーー!殿下にとってもこの曲は大事なんだね、10分に及ぶ魂、それが凄く伝わりました
15. The Christ
この流れは自然なバラード扱い、ただ急転のクワイア仕様。だんだんロックを交えて熱くなるのは涙
16. Blues Medley (with Maceo Parker & Johnny Blackshire)
ギター侍のよう、渋さをクールに変えつつ、じっくりギター勝負。哀愁もなかなか、メイシオも登場、やばい演出
17. Nothing Compares 2 U
青春挽回、サックス最高だし、甘めのサウンドもだけど、殿下の客との対峙も、荒げるヴォーカル部も、ときめきパワフル!!
18. Take Me With U / Raspberry Beret
マイケルの「The Way You Make Me Feel」みたいな演出、それよりもおっとな仕上げなんだけど、クールだなぁ。髪型もマイケルみたいだもんな、今となりゃ
19. The Greatest Romance Ever Sold (PV + Live)
新作からのウリ曲、これ好きだったからなぁ。って思ったら、ライヴ音源じゃなくてPVだし。これは意表をつかれた・・と思ったらライヴシーンも出てきた。なんか不思議構成
20. Baby Knows
銀尽くし、三角巾してるように見えちゃう…。新曲は安定、派手さはないけどね
21. 1999 Intro
イントロ、遊びタップリ。乗せる施策。おしゃれ疾走ハウス、ファンキーエネルギー。正に1999年、じらし
22. Baby I'm A Star
ファンク絶好、かなりのアグレッシヴ。パワー衰えないなぁ、だいぶ涼しい感じになってきたかな
23. 1999
ラストは、盛り上がり必至のどっしりファンクポップ!ここでも更にじらして、最高のフィナーレ!!
<Bonus>
1. Innerviews
結構充実、プリンスファミリーの面々が語るカタル
2. Bonus Groovez
a. Flashlight George Clinton
本編と異なるライヴハウス的なところでのショー。プリンスもニヒルに演奏サポート。P-Funk の程よいサウンドを堪能
b. The Undertaker Cathy Jensen (Sax Solo)
プリンス軍団、スウィングにダンス。そこをクールに突っ走るサックス最高!
c. The Undertaker Jimmy Russell (Harmonica Solo)
ハーモニカでここまで熱くなれるのもスゴイ、プリンスは裏でひっそりヴォーカルでサポート
d. Release Urself Ex-Prince, Larry Graham, NPG
ソウル・ファンクご機嫌、最高に楽しい超軽ステップ、プリンスのサンプリングヴォーカルもノリを乗せる効果に大
本編23曲・113分、ボーナスフィーチャーが計20分のボリューム。今では廉価だけでなく、出来が良いのかこの時代の名義の作品ながらリイシューを繰り返し続けているのはうれしいところ。
Rave Un2 the Year 2000 [DVD] [Import] [DVD]アーティスト:Prince
出版:Eagle Rock Ent
(2008-05-06)
ライブ・アット・ペイズリー・パーク 1999 [DVD] [DVD]出演:プリンス
出版:コロムビアミュージックエンタテインメント
(2010-04-28)
レイヴ・アン・2・ザ・イヤー 2000 初回生産限定盤 [DVD] [DVD]アーティスト:プリンス
出演:プリンス
出版:コロムビアミュージックエンタテインメント
(2008-06-18)