KOHHY、自分は歌が抜群にうまいので好きでした。でも物心ついたときには、もうあんまTVとか出てる記憶なく、それでも1995年に出されたベストは未だに何度も聴いてしまうのです。何より、自分より前の世代であればもっと知ってても、若い世代は知らないだろうなぁ。ただ、彼女を一発で凄いと思わせるとしたら、ファンクにおける殿下 Prince が惚れてプロデュースした楽曲があるくらい!世界的に見ても、注目の才女なのです。デビュー10周年のタイミング、既にシングル28枚・アルバム11枚・リミックス作1枚・カヴァー作1枚・ライヴ盤3枚、そしてそして、ベストは今作で6作目と、もう彼女が可哀想になってくるくらい、小柳ゆき状態の商戦の10年。オリコン1位も獲得したことあるし、作品数はめちゃくちゃなことになってますが、個人的には本ベストが進化途中と歴史の折版が凝縮って感じております。
1.リスペクト
本ベストからの先行カット、通算28枚目のシングル。鼻にかかったようなヴォーカルは全開、更にどっしりした複式は更に進化。サウンドが何よりも好きでストリングスとホーン、今でいうとデビュー時のMisia のサウンドに近い。この突破口な勢いがタマリマセン
2.Wild generation
ファンクなサウンドな中に、とろけて流れていくような厚みあるヴォーカル。パンチはなかなか、情熱も冷めずストリート感も
3.DREAMER
通算12枚目のシングル、オリコン9位を記録。夢を乗せてドリーマー、単純なんだけどしっかり伝わる真っ直ぐなポップ
4.Smile for me (Luxuary Mix)
通算18枚目のシングル。ソウル味もあれ、健やかに歌われて心ほっこり。ヴォーカルよりも、ゆったり栄養くれるようなミディアム
5.SUMMER FACTOR
通算22枚目のシングル、オリコン14位を記録。マックスファクターCM曲でした、夏にアグレッシヴになる曲、1曲目のリスペクトにも近いかな。こういうのがツボだよなぁ
6.Everything's all right
痛快、バンドを従えておおらかに伸び伸びと。歌われる強さを感じる曲。彼女ならではの高音が冴えてるなぁ
7.The Most Beautiful Boy In The World (MOOD II SWING CLUB MIX)
曲名見てわかった人もいると思いますが、ちょっと前にPrince がリリースした曲の女性版カヴァー。それもミックスヴァージョンで実に10分近く。これはアルバムのハイライトになるね、それも国内アーティストがムード・2・スウィングを起用できちゃうとは。ここだけでも惹き、あとは文句なしの期待に応えるフロアライク
8.MIND BELLS
音を聴けばワカル、これもPrince のプロデュース!コーラスも参加してるし、ファンクぶっちぎり!1989年『TIME THE MOTION』には、本曲+「Bliss」も殿下担当!!
9.タンジェリン・ムーンナイト
定期ブレスを取りながら、コヒー流実験ダンスかな。なんか歌わされてる感もあるんだけど、しっとりしてて悪くないけどチグハグも
10.アスファルトの帰り道
Cyndi Lauper「Time After Time」みたいな曲、美しいんです。ヴォーカルも、ファルセットのように穏やかな波のように囁くように。ロッカバラードみたいに後半創られて、骨太感も醍醐味
11.銀の指輪〜Calling you〜
敢えてなのか、不安定ぽく歌われる刹那溢れ、静かな中の緊張感。悲しさも散りまくってて、ベストにしては不思議な味わい
12.TIME GOES BY
通算17枚目のシングル。哀愁抜群、オヤスミなバラード。陽炎とか、夕暮れ、青春とか、全部凝縮。素敵な発見と再評価すべく!
13.MOVING ACTION
通算16枚目のシングル、90年代までお馴染み、カメリアダイヤモンドCM曲。ヒット性は分からんけど、細かなところでファンクも溢れててクール
14.Justify My Love
通算27枚目のシングル、ファミリーマートCM曲。当時500円シングルを連荘で出しまくってて、これがその最終4枚目。個人的に、このダークさが好きで、当時リアルタイムに購入した若干中3受験前、きっとオマセ。ポップさも前向きさもあるけど、ひたむきでいいんだよなぁ
14曲・72分。ベストというよりは、彼女の旨みを選曲した作品って感じかな。個人的には1曲目なんかのアップチューンや殿下作品あたりをもっともっと寄せてくれたら、もう中毒になると思います。この数年後のエピック25周年のライヴで見たけどキレイだったよなぁ、映像も出てるけど。今回改めて知ったのは2点あって、初期のシングルとかは殆ど未収録だったこと、あとはまだまだ当時近年のシングルまで未収録だった作品だったってことなので、当時近辺網羅したシングル集なんかがあれば振り返って聴いてみたいなぁと。
White Kohhy Best '89〜'95 [CD]
アーティスト:小比類巻かほる
出版:株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
(1995-07-21)
小ヒットした「いい娘を抱いて眠りなよ」はもともと「ビートを抱いて眠りなよ」だったのをスタッフが聞き間違えた事でそのタイトルに変更になったとか(有名な話かも)。プリンス大好きだったのね、小比類巻さん。