5152pt+uuiL__SL160_415AWSY3TDL__SL160_グラディス・ナイト&ザ・ピップス、初のサントラアルバムはCurtis Mayfield 全面プロデュースでR&B1位・POP35位を記録。特に彼らは、1973〜1974年がノリまくっていて、リリースしたアルバムは4枚ともR&B1位(更にシングルもR&B1位を5曲送り込み)。そのラストを飾ったのが、カーティスとの最強タッグと来たもんだから悶絶!自分はグラディスを昔から好きだったのに、ソロ第1弾しか取り上げておらず…。でも、今年後半に相次いでピップス時代・ソロ期含め、多くの作品がボートラ追加しまくりでリイシューということで、かなり楽しみになってます。これを期に自分が持ってるCDを見返したらソロ作はほぼ網羅、そしてSoul Records のは結構持ってました、2in1含めると彼女のアルバム実に25枚くらいあった…。なので、これから、結構取り上げていきたいと思います。今後リイシューが強化されるBuddah Records, Columbia Records の作品は、アマゾンで早速ラインナップされてる分は早速予約済。国内も1000円シリーズでSoul Records のものがリイシューされるようで、彼女の再評価が一気に高まりそう!

1. Mr. Welfare Man
正に優雅な男ってのにフィットする、華麗で余裕のストリングスでスタート。呟くようなグラディスの歌唱、これまでに無い歌われ方はカーティスの手腕だろうなぁ。シカゴサウンドに乗って、独特のリズム、ホーン、全体感が本当に萌え
2. To Be Invisible
ミディアムスロウなんだけど、60年代回帰のコーラスグループみたいな感じかな。でも、コーラスは憂いタップリ、グラディスは熱烈。シカゴの包み込むようなサウンドが追い打ち、サイコー!
3. On and On
1stシングル、R&B2位・POP5位を記録。ファンキーなんだけど緩やかっていう、カーティスお得意のサウンド、フダークとシリアスと未来を感じるウネウネ。グラディスのシャウトなんて、雰囲気に合ってないんだけど飛び出しちゃったりして、、、これがシングルってのも今のネオソウルなんかにも通ずるホンモノ


4. The Makings of You
カーティス、ソロ第1作からの名バラードカヴァー。歌唱は一転、しっとり聴かせる美しさ。グラディスにこんな素敵な名演があったとは。うっとり、サウンドもパワーアップ、グラディスのために書き下ろされたかのよう、新たな心地に
5. Claudine Theme (Instrumental)
映画クラウディン、、、観てないし、今や復刻されてるかも知らないけど、とにかく美しさと前に進む勇敢さが溢れたインスト
6. Hold On
また異なるアプローチ、カーティスの持ち玉ゴスペルを前面に出したスピリチュアルな曲。ピップスがクワイアと化したように、紡いでいくパワーは秘めているものも多いけど、相当に味が詰まり
7. Make Yours a Happy Home
2ndシングル、R&B13位を記録。流れるようにしっとり。アルバムをドラマチックに終了させるカーティスの美意識あれ。ピップスも、本当にこれまでに無い技をあれこれ披露。グラディスは、いつもより荒げてるけど、その一方で華麗さも溢れてる極み


7曲・30分ほど。自分は、1977年『Still Together』との2in1で所有(でも、だいぶ年季経ったCDって感じだけど)。カーティス好きな自分としては、グラディス、そしてピップスとの相性にハマっただけでなく、凄く素敵なソウルアルバムに仕上がってるなぁと、名盤感じられて充実・満足!時にリイシューされてきたけど、これはリピート決定!今年のリイシューにはラインナップされてないようだけど、中古なんかでも深い部分、クリアに聴けると思いますので、見つけられたら是非お手に!

<過去レビュー>
1978年 Miss Gladys Knight

Claudine/Still Together
Gladys Knight & Pips
Sequel Records UK
1995-04-16


Claudine
Gladys Knight & The Pips
Buddah
1974-01-01


Claudine - O.S.T.
Gladys Knight & the Pips
Capitol
1999-06-08


Claudine / Pipe Dreams
Gladys Knight & the Pips
Shout Factory
2008-06-17