スモーキー・ロビンソン、前作から1年3ヶ月振りとなるオリジナルでR&B8位・POP17位を記録。ディスコ全盛の時代に、この成績は大したものだなぁと。ちなみに、半年前には初となるライヴアルバムリリースしていますが、自分は近年2in1でリリースされたSolo Albums でコチラを先に入手(アマゾンで格安だったので)。でも、ここ最近、70年代ソロが単体で国内なんかでもリイシューが相次いでいることで、旧企画盤の値崩れが起きていて、自分はそれをスクウ感じで、『Pure Smokey』と共にゲット。1979年のソウル作ってのが個人的に萌えるんですよね、何といってもソウルの不況まっただ中なので、その時期にスモーキーがどう音楽と対峙していたかっていうところに。1. It's A Good Night
サウンド的にはTeddy Pendergrass なんかに近いかな、ディスコまではいかないけど涼しげなソウルステップ。軽やかで、気持ちホッコリ。夏を連想させるような音と、薄ら爽やかヴォーカル、こんなにスコーンと突き抜けてるのも素敵だなぁと
2. I Love The Nearness Of You
夕暮れホールインワン、カクテルなんかも似合いそう。スウィング、緩やかな男女のためのムードミュージック。R&B要素もあって、憎めないエッセンス詰まり
3. The Hurt's On You
直球ソウル回帰、サウンドは完全60年代。コーラスや、温度感も、ルーツに近い。そこで、エロエロに歌われるような甘茶具合は、当時ならではの80年代手前。こういうフレイヴァーもいけちゃうんだね、新発見
4. Ever Had A Dream
1曲目に近い四つ打ちに、涼しげな印象に加えて、多少のオチャラケ・キザさが乗っかったようなアルバム中盤での盛り上がり曲
5. Get Ready
B面スタート、確実にダンス路線で攻めてきた…ソウルシンガー、この時代はやはり通らざるを得なかったかぁ・・。ディスコうねうね、ベースラインはカッコイイけど。でも、本作のスモーキーはめげずに一定路線で柔いヴォーカルを強みにしてくのが差別化ってところかな
6. Share It
まったり、夏のドライを突き進む勇ましさ。でも、粘っこくないし、緩やかなグルーヴで勝負なので、程よい温度ができあがってきたなぁと。女性コーラスとの絡み、結構面白い響き
7. Cruisin'
1stシングル、R&B・POP4位を記録。ラストは、これまでのスモーキーのウリを維持したバラード。アルバムにおいて本曲のみ浮いてる感じ。だからこそポップヒットになったのかも。この曲が最もインパクト無かったけど、彼はこういう方が受け入れられたってことかな
7曲・35分。6曲目までの流れは抜群、メランコリー、サマーフィット。ジャケにあるようなオジサン笑顔、とは異なる挑戦しているサウンドで、彼の新たな魅力、時代を駆け抜けていく様子が伝わるなぁと。でも、求められていたのは7曲目のようなバラードだったとしたら、何か10何年も彼のイメージって脱皮しきれなかったのかなぁと、別の思いもシミジミ。



