51UoLz8DsjL__SL160_グラディス・ナイト、前作から3年振りのソロ4作目(MCAでは2作目)、R&B6位・POP45位を記録。ソロでは初のゴールド獲得。前作以上に時代を意識したような仕上がり。まだまだ現役感を示すだけでなく、協力するミュージシャンもかなり手厚い!彼女の魅力を新たな世代にも広げる魅力たっぷり。

1. Next Time
3rdシングル、R&B30位を記録。Jam & Lewis プロデュース、ちょっと歌わされている感もあるけど(汗)、グラディスが最新ビートに食らいつきつつ、音が涼しげなので心地よく聴けるR&Bだなぁと


2. I Don't Want To Know
1stシングル、R&B32位・POP113位を記録。Babyface プロデュース、低域からスタートし、そのままドスが激しいかな。サビでの童顔氏のコーラスが出て、なんか当時の甘酸っぱいバラードだなぁと浸れる流れ


3. I'll Fall In Love If You Hang Around (with BeBe Winans)
音はミディアムだけど、ヴォーカルはスロウ・もっさり。ビービーのダークなコーラスが、曲に最大限の色味・セクシーさを。たくましいようなヴォーカルも如何なく、根性たっぷり
4. Our Love
ディズニー映画なんかにフィットしそう。軽快で、リリック早めに詰め込み、爽快な世界観。コーラスがアラジン的?苦しそうにも聴こえるヴォーカルあれど、まだまだ進化を止めない
5. Home Alone
Jam & Lewis プロデュース、1曲目と異なるスロウバラード。これはかなりじっくり味わうべく、シリアスさが全体的に。歌詞を丁寧に、その分説得力も凄い
6. Choice Of Colors
The Impressions カヴァー、当時版のポップさ、なんだかバブリーなシンセが気になるけど、今になっては。古臭さあるのが勿体ないけど、名曲の伝搬者的に取り上げたのかな
7. Guilty
ゴスペル的な歌唱・サウンド。個人的には、これが最もしっくりくる歌唱かな、根に持つスピリッツが自然にあふれてて好きだなぁ
8. Somehow He Loves Me
Goerge Duke プロデュース、アダコン風・ジャズの匂い。サックスのエッセンスが強いかも、一方で心地よいサウンドは全体的に。繊細さと厚さを程良く織り交ぜ
9. End Of The Road Medley (Live)
2ndシングル、R&B76位を記録。3曲メドレー、Holard Melvin & The Blue Notes「If You Don't Know Me By Now」・The Spinners「Love Don't Love Nobody」・Boyz ll Men「End of The Road」。ラストはライヴテイクからなので、ボーナス扱いかな。前2曲は70年代ソウルカヴァーながら(安心して聴けるソウルフル!)、ラストは最新ヒットをカヴァーしちゃう元気さ。まだまだパワー溢れてるなぁ。これは聴いてこそ、お酒でも飲みながら熱くなりたいゾ!


9曲・49分。個人的には前半は、苦悩しながらも攻めてるなぁと。後半は、カーティス曲だったり、ソウルカヴァー(ライヴメドレー)だったり、ジャズ大物との共演だったり。なんか、ルーツに戻った仕上がりながら、こういうのがしっかりヒットしていたことに嬉しくなりました。聴いてても、彼女のスタンスが生身で迫ってきて、素晴らしい作品だなぁと。全体を通じて、特にラスト曲あってこそ、満足度が爽快にアップ!!

グラディス・ナイト
MCAビクター
1994-09-21

Just for You
Gladys Knight
Mca
1994-09-13