
1. Walk A Fine Line (with Michael McDonald & George Benson)
大御所3人のじっくり奏でる、秋の夜長の大人ミュージックのよう。ロックなヴォーカルにも近いんだけど、彼にはバラードが似合うのかな。そこにブルーアイドソウルな2者との誠実な歌唱は自然と聴き手の心を揺さぶります
2. Find My Way Back To Your Heart (with Tita Hutchison)
ミデイアムポップっていうのかな、明るさはなく訴求度・メッセージ度が強いなぁ。共演は女性ヴォーカルの、どこか空虚感じるユラユラ。サポート的ながら、独特の世界観に一役
3. Do I Love You (Yes, In Every Way) (with Dolly Parton)
最近、“Joyful Noise”見たばっかなので、ドリーには何か親近感。カントリーならではのオバサンながら、歌唱は流石の実力。二人の織りなす譲り合い、個性の自然な出し方も、なんかうっとり
4. This Is It (with Michael Jackson)
最も注目されべく疑似デュエット。ポールはさわやかな紳士、マイケルは熱を込めた若干20歳くらいのテイク。アコースティック・平和バラッドのようで、暖かくなるような仕上がりで、更にはいまならではの音なんかも入れてパーティなんかでもクラップ!嬉しくなる要素いっぱいで悲しさなんて吹き飛びます
5. I Really Miss You (with Leon Russell)
オジサン同士の共演も、レオンはだいぶ球根状態だからなぁ。ポールな真っすぐなヴォーカルなんぞたまに聴くと心洗われそう
6. Think I'm In Love Again (with Gloria Estefan)
ゆったりしつつ、朗らかなミディアムスロウ。グロリアは目立ちすぎず、ポールを立てるのがにんまり
7. Pennies From Heaven (with Michael Buble)
ブーブレならではのお洒落ジャズ。ポールも違和感なし、でもどちらかというとアメリカン現代ヒッツのブーブレ節を羨むようなポールにも感じるかも
8. Crazy (with Nancy Nelson)
まるでクリスマスのようなブルージーな奏で。ストリングス、ギター、ピアノ、どうにも癒しの玉手箱バラード
9. You Are My Destiny (with Patti Labelle)
パティは完全に他の共演者と比べても、破壊力相当。彼女は押さえてると思うけど、無理だ。サルサ調ってのは笑えるけど、ポールを食ってしまってる
10. Les Filles De Paris (with Chris Botti)
トニー・ベネットなんかにも通じそうな、自然なジャズデュエット。こういうのは一般的に好評と思うな、ヴォーカルもしっかりしてるし、素敵に酔えます
11. It's Hard To Say Goodbye (with Celine Dion)
セリーヌの個性・歌の旨さ・パートの多さからして、ポールが共演に感じてしまう…。ただ清涼感という意味ではアルバムの雰囲気は失われてないかな
12. She's A Lady (with Tom Jones)
うねうねしつつも、サウンドやコーラスが、クドイ トムのヴォーカルを包んでくれてナイス。ポールは伸びやかなヴォーカルは素敵だ
13. Hold Me 'Til The Mornin' Comes (with Peter Cetera)
AOR一直線、ポールはどんな曲も自然とアルバムに取り込むなぁと感心。軸がしっかりしてるんだろうね。平和にスロウ
14. My Way (with Frank Sinatra)
ラストはアコースティックに、名曲のデュエットを。オリジナルと異なる解釈ながら、アルバム最後を淑やかに締めくくるアメリカの象徴に、なんか心満足・泣き
14曲・67分。ポールに触れてこなかった音楽大好き人間も、マイケルから始まったアプローチながら、相当に懐・人生観・音楽の大らかな捉えを感じることができました。現在、72歳。まだまだ活躍が期待できるんじゃないかな。これは、抜群のタイミングでリリースされた、再評価にも値する内容と思います。今後、要チェックしていきたいと思います。
メンバー的には一部亡くなられた方を除いては新録音ぽっいけど、違うのかな?
右側の表示変えたんだねー。スマフォで見ると全体が見えないから今まで気がつかなかった。