613ukR4c7pL__SL160_ニュー・エディション、オリジナルアルバム3作目を出した翌月にリリースしたEP的なクリスマスアルバム。自分はあんまり彼らの作品は聴いてきてないんだけど、実際は1996年の『Home Again』のみかな、リアルタイムだったのはそこだけだし。本作はまだJohnny Gill は加入前、でもBobby Brown は居ます…、しかしながら当時にして16歳!

1. Give Love On Christmas Day
まだまだ、お子チャマって感じで始まる甘い声。まだ声変わり前?って思えるくらいのソフトさ。サビの艶がキュンキュン
2. It's Christmas (All Over The World)
ワルさなんて全くない、誠実な甘いメロウ・スロウ。とろけるくらい、ファルセットなんかは聖歌隊のよう


3. Happy Holidays To You
甘酸っぱく、揺れもたっぷり、漲るパワーも初々しい、でも頑張ってメロウを演出しようとするコーラスが憎い



4. All I Want For Christmas Is My Girl
テンポ良し、煌めき維持、普段の彼らのR&Bルーツを詰め込んだノリ。当時の彼らならでは、熱血ラヴクリスマス
5. The Joy Of Christmas
なんか、腰抜けくらいに、まったり進むような感じ。甘さはしっかり、当時の彼らはまだまだ正統派のR&Bグループには脱皮しきれないくらいにキャピキャピ
6. Singing Merry Christmas
ラストは、決して甘さだけでなく、糖質オフ系。メロウさが勝って、ゆったりスウィング。ほろ甘って感じかな

6曲・23分、恥ずかしいくらいに甘い作品。10代半ばの彼ら、Jackson 5 はスンナリ聴けるのに、彼らはちょっと甘過ぎるというか、アイドルぽいというか。リマスターCDには、ボートラでJohnny Gill が歌う「Give Love On Christmas Day」を追加収録。それでも、あっという間のアルバムには違い無し。

ニュー・エディション
MCAビクター
1991-10-21

Christmas All Over the World
New Edition
Mca Special Products
1995-06-01

Christmas Collection: 20th Century Masters
New Edition
Geffen Records
2004-09-21