マーヴィン・サップ初のクリスマスアルバム、1年半前のオリジナルは大ヒットした一方で今回は少々不調。ただし、妻の死を乗り越え、そして今年ゴスペル本命には間違いない彼のクリスマスアルバムは地道に好評を得ているよう。ジャケなんかは地味だけど、パブリック曲少なめで、オリジナル曲で多くを勝負。ゲストもなかなかのツボ!1. Feels Real Good
喉で聴かせるノリあるOP、クリスマスって感じはしないんだけど、楽しめるゴスペルブレンド。高域で余裕を持って長引かせる実力流石
2. Christmas Card
タイトル曲、現行R&Bに対峙するようなサウンドながら、唄えば彼の世界観に一気にワープ。アコースティックやシンセで埋めきながらも、洗練さとルーツもあって、もう素晴らしいエッセンスの集い
3. Home for Christmas (ft. Joe)
これは目玉曲!ジョー参加のバラード、R&B寄りに傾倒も、各人の個性がうまく前面に。オリジナルと既存のメロディを絡め、何よりマーヴィンのコーラスが耳をノックアウトの心地よさ、ジョーはリラックスして歌う素晴らしき出会いな曲
4. God Rest Ye Merry Gentleman
クラシカル、ロックテイストに強めも教会的なサウンドを出だしに。そしてヴァースは哀愁、淡々として敢えて期待値を下げつつも、中盤涼しげに、後半は熱さで押し通す展開が見事
5. What Child Is This? (ft. Commissioned)
バラード処理、というかセルフアカペラ重奏でシンミリ。冷たくはないけど、なんか、物悲しげ
6. Joseph's Song
個人的に好きなメロディ、クリスマス概念除外ながらヴォーカルがツボ。結構歯切れ良いんだけど、それを感じさせないくらいにうまく入れ込んでくる技術が個性だなぁと
7. Honor the King (ft. Commissioned)
オリジナル、でも知ってるメロディ開始。どうも緊張感あるけど、微妙にゴージャス感も。しっかり聴かなきゃ逃してしまうような繊細さ
8. Dance (Christmas Step)
タイトル的には目についてました、ただハウスとかじゃなく、構える感じのミディアムスロウ、これは残念…。音はピコピコしてる感じだけど、ダンスな印象皆無で、どちらかというと現行R&B、ステップ感も無い
9. Love at Christmas
なんか切ないアルバムって印象になってきた、でも聴かせるR&Bアルバムって解釈かな、ゴスペルも薄くなってきて個性が…。淡く聴かせる感じかな
10. Holy
まだまだ続く、ほんのりバラード。女性コーラス達の甘みがツボだけど、なんかインパクトは…。マーヴィンの説法はゴスペルな味、こういうの独特でいいんだけどなぁ、しっぽり収まってる印象
11. MaKaila's Shout Out
30秒程の女性語り、早口
12. Thank You (ft. Sapp Kids)
マーヴィンの子供も参加で、ノリ良い攻撃的な仕掛け。こういうのですよ、ワクワク。音域も独特で、強さがあって、こういうのを持ってくれば◎なんだけど
13. Don't Get It Twisted
ラストは朗らかにポップゴスペル、ほぼ世俗ホップ!ただ音が惜しい、ちょっと空虚。マーヴィンは楽しそうだけど
13曲・43分弱。全体的に期待落ちクリスマス作でした。たまにはこういうのは仕方ないかな、小音で流す程度なら十分活躍できるけど、きっとこれまでの彼のオリジナルでの期待を持ってる人なら同じような感想持つ人多そう。なんかどっちつかずというか、もっと弾けて良かったんじゃないかなぁと。
