51XjRQJfU7L__SL160_41DS00JB6NL__SL160_アニー・レノックス、前作から3年振りとなるソロ2作目でPOP11位を記録(UKでは2作連続1位)。個人的にはAretha Franklin との繋がりだったり(女性応援歌として有名になっている「Sisters Are Doin' It (For Themthelves」でのユーリズミックス期でのデュエットや、ロックの殿堂25周年ライヴでの「Chain of Fools」共演など)、あとは彼女のブルーアイドソウル寄りの作風だったり、チャリティだったり、あとは言わずもがな超名曲「There Must Be An Angel」だったりで、色々と知ってはいる存在だったりするけど。でも、きちんとソロ作を聴いては無かったなぁと。先日ブックオフで2枚組の本作を見つけ(レビューには困るんだけど)、ジャケも知ってたけど、その中身ボリュームに惹かれ購入。今年御年60歳を迎えるアニー、41歳の頃の作品。

1. No More "I Love You's"
1stシングル、POP23位を記録。1986年 The Lover Speaks カヴァー。本曲にてBest Female Pop Vocal Performance にてMariah Carey, Vanessa Williams, Bonnie Raitt 等を抑え受賞とは、何とも!冷たい世界観、蝋人形館のような。ライヴの演出なんかを観ても、かなり独特の世界。惹きこまれ必至

2. Take Me To The River
Al Green カヴァー(ローリングストーン誌の500選曲の117位)!ソウルの音色を残しつつ、ロック風にアレンジ。アニーの攻めと、じわじわ明るみになる独特さが病みつき
3. A Whiter Shade Of Pale
2ndシングル、POP101位を記録。Sarah Brightman で知っていた曲だけど、元は1967年Procol Harum がオリジナルってことで聴いてみましたが、どれも一貫した透明感ある清らかなイメージ。アニーは音に寄り添う感じ、温かみあって好きだなぁ


4. Don't Let It Bring You Down
1970年 Neil Young カヴァー。前曲からの続きが美しい。オルガンの包容力は元より、アニーの膨らみあるヴォーカルは切に突き刺さる!語るように歌う、そんな自然体が素敵
5. Train In Vain
The Clash カヴァー、響きが洗練。今までと違う心地で、さっぱりした進行。音も遊んでいながら、キレと浮遊の交わり。後半はゴスペルぽくコーラスを厚めにして、荒く突き上げるようなアニーのヴォーカルは印象的
6. I Can't Get Next To You
1969年 The Temptations カヴァー。アコースティックやストリングスなんかも入れつつ、爽快な進行。そこに優しいヴォーカルとの絡みは反則、不思議な味に。一人テンプス再現、美しいなぁ
7. Downtown Lights
1989年 The Blue Nile カヴァー、静粛した中に進み続ける彼女が勇ましく。その淡々とした中にも、じわじわ痛感するものがあるから彼女の個性優位
8. Thin Line Between Love And Hate
1971年The Persuadersカヴァー、アニーと音が見事に融合。バンド風ながらも、サビのメロディが印象的でじわじわ響きます
9. Waiting In Vain
3rdシングル。1977年Bob Marley カヴァーながら、、レゲエ感はゼロ。秋冬にマッチしそう、フォークギターが哀愁。星空だったりが似合いそう、煌びやか


10. Something So Right
4thシングル。1973年Paul Simon カヴァー。しっとりアルバムをしめくくる美しさ、溢れんばかりの優しさや強さ、感銘


※国内盤は、2CD盤は出てないようですが、ボートラ1984年 The Psychedelic Furs カヴァー"Heaven" 収録

<Bonus CD "Live In Central Park">
1. Money Can't Buy It
これが1曲目のライヴかは分からないけど(全8曲のみの収録だし)、でもライヴでもじわじわ響かせて、洗練で繊細で、でもフックあったりラップあったりと技巧み
2. Legend In My Living Room
前作アルバム『Diva』より、2ndを聴いてた印象とは異なる結構アグレシッヴ・地声での進行。これぞアニーって感じなんだけどね、個人的には
3. Who's That Girl?
1983年ユーリズミックスのヒット、シリアスに感情込める曲も、後半はかなり垢ぬけたリズムに、取っつきやすくなりましたー
4. You Have Placed A Chill In My Heart
1988年ユーリズミックスのヒット、重きロックにインスパイアを受けていそうながらも、涼やかなコーラスが独特
5. Little Bird
Diva』より、テクノ的にあっけらかん進行。楽しいサウンド、当時はきっと革新的。ハキハキ歌われ爽快
6. Walking On Broken Glass
Diva』より、ポップで跳躍なかなか。遊んでるけど、決して駄作ではなく、しっかりした骨あって聴き応え
7. Here Comes The Rain Again
1984年ユーリズミックスのヒット、観客の興奮もしっかり!メロディもアレンジも、地味ではあるけど伝うものあり。全体で感動させる要素にて
8. Why
Diva』より、単色で延々広がっていくようなメロディながら、感動を与えるのはアニーの持つ説得力と、コーラスの深さかな、凄いアエネルギーを受けるなぁ


9. Something So Right (Studio Version)
本編ラストもスタジオ曲だと思うけど、若干音色が違うような。嬉しい別ヴァージョン

本編10曲・46分半、更にボーナスCDは43分超。90分近いボリューム、かなりの聴き応えでした。彼女の世界観は、唯一無二な気がしてます。自分は普段聴かないようなジャンルかもしれないけど、まずは本編はカヴァー集だったんだね。ソウルな曲もあったし、それを見事に覆してアニー色にて聴かせる術素晴らしいです。更にセントラルパークでのライヴも、あの広さ関係無しに、独特の深みに。何気ない出会いだったCDだけど、感動貰いました。

Medusa
Annie Lennox
Arista
1995-03-06

Medusa
Annie Lennox
Sbme Special Mkts.
1995-03-14

Medusa / Live in Central Park
Annie Lennox
Bmg Int'l
1998-09-29

Live in Central Park/Medusa
Annie Lennox
Musicrama
1996-04-18