51vUTv0ai4L__SL160_ルーベン・スタッダード、2003年のアメアイでの2人目の優勝者としての華々しいデビュー(デビュー作R&B・POP1位)を飾ってから11年、2年振り6作目(インディーズ3作目?)となる新作はR&B11位・POP46位を記録。個人的にも3作目まではちゃんと聴いてましたが、以降は…。今回取り上げたのは、全曲試聴が可能だったので(汗)。買ってないです。アマゾン評価なんかは高いけど、初週6000枚しか売れてないのも音楽不況なだけでなく、今回のような聴かせ方にも問題ありそうだけど。。今後、Prince のようにライヴ等で稼いでいくための手法なのかな(アルバム参加のレイラと北米ツアーってのは決まってるそう)―

1. The Nearness Of You
オープニング、あれ、ルーベンの力強さが無い!凄くスウィートになってる。あれ、新たなアプローチで評判得てる感じ?ちょっと求めるものと、実際のキレイさに度肝
2. Close The Door
Teddy Pendergrass カヴァー、テディペンと粋とは異なり、大きなフックと腹式で攻める感じかな。でも歌う曲ってよりはスウィング
3. Love, Look What You've Done To Me
Boz Scaggs カヴァー、なんか神妙なんだけどヴォーカルはシリアスさよりも、堂々と確固たる信念のもと歌われるようなスロウで、これまたルーサーナイズな継承は聴かれなかったなぁ、スタンダードな解釈
4. I Can't Make You Love Me
Bonnie Raitt カヴァー、丁寧に歌われるベルベットヴォーカル風。これは結構期待通りかも。ただ、どこか高らかに希望ある声質で、以前の太さが軽減?!
5. Hello Again
音が哀愁に包まれ、スロウながら暗さはなく、丁寧にしっかりリリック聴かせる流れで好印象。タイプ異なれど、バラードでのUsher なんかに声質似てるのが不思議
6. Love, Love, Love
8曲目で共演するレイラの父 Donny Hathaway カヴァー、健やかな歌いあげ。音的にもネオソウルの通いが強く、ルーベンの度量を引き立て
7. They Long To Be (Close To You) (ft. Stevie Wonder on Harmonica)
The Carpenters カヴァー、どこまでもスウィート。正統派で上手すぎて、なんかボンヤリしてしまう。音もキレイだし、鉄板はスティーヴィ参加。豪華!
8. If This World Were Mine (ft. Lalah Hathaway)
Marvin Gaye & Tammi Terrell カヴァー、でもルーベンにとってはLuther Vandross & Cheryl Lynn 意識強そうだけど。かなりオリジナルのアドリブ歌唱に変化するはレイラの実力あってかな。透明感抜群、そこに清々しくファルセット気味のルーベン。これはハイライトのひとつ!
9. My Love
2ndシングル候補かな、Paul McCartney & Wings カヴァー。ポップ性あって、R&Bヒットは別としても、活気ある仕上がり。カッティングギターや女性コーラスも爽快。この手のアップテンポ少なかったので、ようやく抑揚。この手をガンガン欲しかったかも


10. Unconditional
タイトル曲、しっとりとゴスペルぽくもあり、平坦なバラード風にも。結構上下堂々とヴォーカル勝負、メロディは結構な味わいに。気迫もタップリ
11. Meant To Be
1stシングル、David Foster プロデュース。バラードってよりは、安心できる優しいメロディに、優しいサウンド。でもルーベンのヴォーカルは相当域が高く、それをしっかりこなしているから素晴らしい


11曲・43分弱、カヴァー中心の作品ですが、ちょっと安定的に終わってしまった気もします。個人的には8曲目のカヴァー、そして9曲目のアップテンポ、そしてタイトル曲・ラストのデヴィッド・フォスター曲のシングルとて、この辺りは絶好調に感じましたが。最初のほうにインパクト薄かったかも。ヴォーカルも和らいでる、という印象でした。

<過去レビュー>
2004年 I Need An Angel
2009年 Love Is

Unconditional Love
Ruben Studdard
Verve
2014-02-04