51-w2xRD+BL__SL160_パティ・ラベル、1年ほどのブランクにて早速リリースされた新作は好調なランクを維持する事となりR&B5位・POP24位を記録。デフクラシックとして、絶好のタイミングでパティの現行感と旧来曲へのカヴァーによる実力の証明を一挙表わせたような流れ、プロモーションも上手かったなぁと(シングルカット少なすぎるけど)。メインプロデュースはFace, Pagani & Daryl Simmons で1,2,4,5,6,10 曲目を担当。The Team (Michael Bearden, Sheldon Goode, Sami McKiney) は3,7,8,9,11 曲目を担当。

1. Aint No Way (ft. Mary J. Blige)
1stシングル、R&B62位を記録。新旧ディーヴァによるAretha Franklin 1968年"Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby)"B面曲ながらのヒットカヴァー。以前メアリーは1999年VH1 Divas Live でWhitney Houston と共演しCD・DVD済ですが、女性ソウルシンガーにとってまさしくソウルの御手本のような曲。素晴らしい展開、情念、でも幾分聴き易い演奏に抑えてるけど二人のソウルは凄まじい


2. He's Out Of My Life
Michael Jackson 女性版に変えたカヴァー。歌唱法が異なることにまず驚かされ、マイケルへのトリビュートも真摯に伝わるなぁと。後半は熱烈にもがきながらも炸裂の高音悶絶


3. Didn't I (Blow Your Mind This Time)
当時グラミーも獲得している1969年The Delfonics のカヴァー、コーラスや演奏のオールディーズ感がソウルファンとしては嬉しくなるなぁ。ヴォーカルを入れ込み過ぎず、ルーツに従うのも好印象
4. Love Don't Live Here Anymore
1978年Rose Royce カヴァー、時代が異なる曲が代わる代わるも、うまく自己消化素晴らしき。現行R&B対峙できてしまうような、全然古さの無いカヴァー
5. I Keep Forgetting
1984年David Bowie カヴァー、全然ジャンルの異なりを感じないくらいに、程良いバウンスのR&Bへ変化。
6. Love Ballad
1976年L.T.D.カヴァー、アルバムにおける中間曲扱いかな。インパクトよりもスウィング感・心地大事に
7. I Can't Make You Love Me
1991年Bonnie Raitt カヴァー、オリジナルのブルージーとはうって変わり、R&Bバラードのしっとり。可愛らしいヴォーカルが顕著に変化の誇示
8. Your Song (ft. Elton John)
1970年エルトン大ヒット曲、本家との共演実現。幾分コーラスがゴスペルぽさを表現、エルトンは大御所っ家ある女性歌手が好きなので、きっと自身のパートが少なかろうが気にしないんでしょうね。パティが楽しく歌い上げるカヴァー


9. I'll Write A Song For You
1977年Earth Wind & Fire カヴァー、原曲イメージ異なる颯爽とした涼しげな展開。パティがなるべくファルセットでふわっと表現
10. Silly
1981年Deniece Williams カヴァー、柔らかく小さめに唄っても歌上手いなぁと思わせてくれる。こういう新たな一面の引き出しはパティにおいては歓迎
11. I'll Stand By You
1994年The Pretenders カヴァー、意外な選曲も歌の素晴らしさを伝うにナイス。展開見事なまでに、パティはラスト爆発。これを表現したかったんだろうなぁ。でも全体的にオールディーズ感ある安心感
12. You're Gonna Make Me Love Someone Else
1979年The Jones Girls カヴァー、Dan Naim プロデュースでこれまでの曲とは異なる音、ディスコハウスのようで、コーラスの用い方も新鮮。慣れ合いの中に、まだ楽しめるツボを用意してきた辺り気合
13. Land of The Living (ft. Kristine W)
1996年クリスティン本家曲を、ラストはTOMI プロデュースでしっとりゴスペルと思いきや、ディスコティックなカヴァー。比較的新たな曲も自身の消化に

12曲・61分弱、結構古めの曲が多いと思いきやそれは前半。1990年代の曲まで取り上げる広さにて、パティの器をしっかりアピールした力作。何より音は信頼感だし、曲に合わせて自身の世界を変えてあれこれ表現するあたり大御所の実力。しっかり全体を通すと、前半ソウル・後半ニューソウルみたいな感じで聴けるなぁと解釈。

Classic Moments
Patti LaBelle
Def Jam
2005-06-21

クラシック・モーメンツ
パティ・ラベル
ユニバーサル インターナショナル
2005-09-14