51q+prOYbaL__SL160_シンディ・ローパーの国内企画アルバムでオリコン61位を記録。同年にA Night To Remeber をリリースしていますが、本作は過去2枚の大ヒットアルバムからのシングルリミックスを中心に収録。まだベスト等のリリースが一切ない中でレア曲をたんまりCD化したことは、世界からの注目作だったに違いなく。自分は当時、レンタルで借りて、数年後にCDで買いなおした記憶ですが、6曲目のライヴ音源にこそ惹きでした。当時はライヴ音源1曲でさえ感動を起こす時代で、とにかく単なるオリジナル音源では収まりきれないシンディのヴォーカル力を見せつけられたというか。以降、ベストVHS買ったなぁとか、結構彼女には2000年くらいまで傾倒してた時期があったんですよね。Shine 手前くらいまでですが。昨日のデビュー作30周年記念盤に続き、今回はCD引っ張ってきました。

1. Girls Just Want To Have Fun (Extended Version)
オリジナルより2分以上長め、決してダンスに大きく変化したというよりも尺を伸ばしましたって程度。キュートな後奏はチャカポカしてますが
2. She Bop (Special Dance Mix)
3分近く尺伸ばし、元々強めのアタックの曲だったけどギターが品良く混じり、個人的に好きな流れかな。でも時代を感じるというか、当時の音を万歳に入れ込みすぎ
3. The Goonies 'R' Good Enough (Dance Remix)
デビュー作で地位を築き、直後USA for Africa"We Are The World" へのインパクトある参加まで果たし、その後にOST The Gooniesテーマ曲をシングルカット、POP10位を記録。長らくシンディの作品にはこの盤に、このダンスヴァージョンしか収録されてないということが続いていたこともあり、本企画での収録の手腕を感じたな。曲自体は無難にポップだけど、映画に操作されている感じがして乱れが薄い。でも、キャッチーには変わらず、オリジナルより2分近く長めの尺


4. Change Of Heart (Extended Version)
本シングルと本企画盤のジャケットは同一。3分半以上尺を伸ばし、後半は音を駆使しているというか、頑張って引き延ばし。でもギターサウンド中心に古臭さはないので聴きやすい
5. What's Going On (Club Version)
Marvin Gaye カヴァーは意外、でもPOP12位と健闘。2分近く伸ばして良質な世界観、シンディぽさは薄くとも後半の高域昇天、女性ならではのアプローチ成功
6. Money Changes Everything (Extended Live Version)
とにかく生感がたまらない、グルーヴっていうのかな。あと、後半の驚異の高音はマジカ?マジカ?と思うくらいに心を揺さぶられたのを思い出します。こういう1曲を聴きこんでたからこそ、ほんと色んな記憶が染み付いてるなぁと、懐かしい


6曲・39分弱、エクステンド集って意味では、退屈な部分もあれど、なんといっても最強の曲のオンパレード。あっという間だし、とにかくどれもCDで聴ける喜びあったなぁ。もう今ではそういう概念薄いんだろうけど、当時のシンディの凄み、そして変化までもこの1枚でうまく堪能できる気がします。

<過去レビュー>
1998年 Merry Christmas...Have a Nice Life
2014年 She's So Unsual (30th Anniversary Celebration)

ベスト・リミックス
シンディ・ローパー
エピックレコードジャパン
1989-04-30

ベスト・リミックス
シンディ・ローパー
エピックレコードジャパン
1996-12-01