
1. If I Didn't Know Better
Reed Vertenley 共作、重ためのスタートながら前作と大きく変わった作風に興味深く。Cissy Houston をはじめとする、定番ルーサーコーラス隊の新たな味も魅惑!
2. Think About You
2ndシングル、R&B29位・POP103位を記録。コーラス隊は変わらず、James Porte 共作にて。ヒット性は無いけど、ルーサーならではのミディアムバラード完遂
3. If It Ain't One Thing... (ft. Foxy Brown)
ラッパーを招いての曲が多いのも本作の特徴、1998年I Know で若干挑戦を始めてたけど、攻めてる印象有り、あんまりラップは気にならず、ルーサーのストリート感を楽しめます
4. Buy Me A Rose
3rdシングル。1999年Kenny Rogers カントリーヒットカヴァー、Shep Crawford pro.にてルーサーの柔らかなバラードとして再生
5. The Closer I Get To You (with Beyonce)
4thシングル、R&B62位を記録。1978年Roberta Flack & Donny Hathaway カヴァー、Grammy Award for Best R&B Performance by a Duo or Group with Vocals 受賞。どこまでも時代の歌姫を愛するルーサーだなぁと、オリジナルとは異なりセクシーに柔軟性たっぷり
6. Lovely Day (ft. Busta Rhymes)
プロモシングル。1977年Bill Withers カヴァー。バスタは曲への味付けって印象かな、ストリート攻めるルーサーが基軸で進行
7. Dance With My Father
1stシングル、R&B28位・POP38位を記録。Richard Marx 共作、Grammy Award for Song of the Year +Grammy Award for Best Male R&B Vocal Performance受賞。ルーサーのライヴシーン観たかった…。グラミーではリハビリ中のルーサーがビデオ出演したのが今でも記憶に。ルーサーらしい家族思いの曲、泣ける泣ける泣けるバラード。歌い裂けずとも、心を鷲掴みにされる威力凄い、泣ける泣ける!
8. She Saw You
Marcus Miller 共作・pro.、James "D-Train" Williams コーラス参加。若干掴みは薄くもアルバム要素を踏まえれば、これくらいの落ち着いた感のグルーヴも大事だったのかも
9. I Apologize
プロモシングル。淑やかに進行するバラード、霧がかったような景色、ルーサーの実直さが浮き彫り。ダンスヴァージョン聴いたときは、地味ながら驚いた記憶
10. Hit It Again (ft. Queen Latifah)
新しさは薄くも、攻めてる印象は有り。旧知コーラス隊は洗練された感じで挿入、後半ラティファは久方のラップにて参加、大御所感あって融合納得感
11. Right In The Middle
後半の落ち着いた感触、前作よりは驚きは薄いんだよね…。だけど、当時のルーサーの状況あってこその評価だったのも確か…
12. Once Were Lovers (ft. Stevie Wonder on Harmonica)
ゆったりバラード、良い曲が続きますが、若干まったり。なんか懐かしむ感じかな、あとはスティーヴィのハーモニカで優しさ助長
13. Lovely Day (Remix)
6曲目よりも2分ほど短いサックリ展開ながら、これ元々入れる予定だったのかな。テンポ若干下がっているっぽいけど、遊びはあってもアルバムのこの曲の印象決して強くないしな
14. They Said You Needed Me
Ivan Hapmden 共作、Goodbyeから始まるリリックは運命か…、ミディアムであっけらかんとした和みジャズって感じ、まだまだ世界は続いていきそうに聴こえるのにな
本編14曲・67分超、前作以上に尺が取られた大作に。前作よりもクライヴの力があまり入っておらず、どちらかというと、再度ルーサー主導になったことで、伝えたい音やメッセージはやっぱりこうだったんだと知れる作品。なので、前作のような驚きは薄いんだけど、特に前半のクオリティが素晴らしいなぁと。リミックス等はほぼ出ずに、あくまでも歌で勝負できている作品です。
ルーサー・ヴァンドロスは、90年代後半積極的にラジオのエアチェックをしている頃(中学時代)に
よく聴いていました。
でも2000年以降は全然追いかけていませんでした。
2003年に亡くなっていたとは・・・・・・
今でもよくレビューとかで例えとして使っていたのですが知りませんでした。
遺作で初めてPOPチャート1位を取ったのですね、意外です。
収録時間64分は正にこの時代ならではですね。
アルバムを通して聴くとちょっとクドそうですし、
甘いバラードはワンパターンですけれども、やっぱりいいですね。
機会があれば聴いてみたいです。