51Gj3b4NSkL__SL160_ボビー・ウーマックが2014年6月27日に逝去、享年70歳。2年前ちょっと前・17年振りの来日を果たした彼を見れる喜びがあって、それまでも彼の音や映像をメディアを通じて楽しむにすぎないと思ってて、でも彼への心配が非常に高まってしまって、なんか、あっけなく亡くなってしまったも気もするんです。近年の映像なんかをYouTubeなんかで観ても、足元は厳しそうに見えながらも、かなりアグレッシヴに声も出ていたし、演奏も確かだったし、でもやっぱり危なかったしかったのは確か。本当は彼が曲参加したWilson Pickett 作品を本日レビューするつもりでストックしてあったんだけど、突然の訃報に急遽書くことにしました、聴きたくなって。1981年 キャリア最大のヒット(R&B1位・POP29位)となったPoet の続編として約3年振りにリリースされ、R&B5位・POP60位と高水準を維持・記録。今回は、ボートラと併せてレビューしたいと思います、合掌。

1. Love Has Finally Come At Last (with Patti LaBelle)
2ndシングル、R&B3位・POP88位を記録。1980年代中盤と思えない程、ゆったりした心地に、ソウルとアーバンさが掛け合わさった旨み。パティを招いて、互いに単に歌を貫くだけじゃなくて、サウンドのバランスを意識したような心地よさ


2. It Takes A Lot Of Strength To Say Goodbye (with Patti LaBelle)
1stシングル、R&B76位を記録。続けてパティの登場、こちらのほうが夢寝見のような気分かな、ヴォーカルは荒くも強いんだけど、どこか揺らめくメロウ、不思議な感触


3. Through The Eyes Of A Child
単体ボビーにて、個人的にはパティ抜きにてようやくしっとり聴けるかな(前2曲はちょっとパティがどうしても目立ってしまうので、話題性も必要だったけど、ちょっとコジヅケ感はあったかも)、ギターの流れテクだったり、語るように演じ切ってしまうヴォーカルだったり、しなやかにもハイパーにこなしちゃってる印象、レベル高い
4. Surprise, Surprise
ソウルぽさ満載にて、ゆったりしてて、こういうクラシカルなおどけたセンスも好き。ちょっとボビーぽくは無いんだけど、こんなにリラックスしてて、ブルースを歌っているようにも感じてくるな
5. Tryin' To Get Over You
この流れは絶妙かな、ストリングス強めに、ヴォーカルもはちきれそうになって、そこにアルバムのしっくり感を生みだす技、あまり無い進行のようにも。それが敢えて癖になるようで
6. Tell Me Why
3rdシングル、R&B54位を記録。ダンクラぽい音も入れ込んで、実験的。普通なら古臭さある筈の音も単調なので、そこまで気にならないかも。洗練さが突出、演奏陣の手腕が巧みなのかも、ヴォーカルも抑え気味で爽快に聴けるー


7. Who's Foolin' Who
これは流石に古臭いというか、ポップすぎるかな。それでも、ボビーにしては遊んでてライヴ向き。テクノぽいというか、ストリートも目指していたのかも。個人的には後のMCハマーな音って気が…
8. I Wish I Had Someone To Go Home To
しっかりバラードで酔わすは後半に。こういう大御所ばりにの聴かせ、アルバムのコンセプトにしっかり張り付いてて、でも単のスロウで終わらさずに音はあれこれ施策、コーラスだったり、メロディの展開だったり、それぞれ憎いポイント詰まり!
9. American Dream
ラストはキング牧師の演説(風)?からスタートみたい、情けの中に突き進む・葛藤するアメリカン・ドリーム、これがあるからこそ重く与えるメッセージ、まだまだ続きが聴きたくなるから趣

<Bonus>
10. Surprise, Surprise (Acoustic)
4曲目のアコースティック、これは当時録音されてたのかな、近年のリイシューには収録。空き時間やリハに録られたような2分半のさっくり、でもボビーの音楽性を感じれる貴重なテイク
11. Tryin' To Get Over You (Acoustic)
5曲目のアコースティック、派手な音を入れ込んでてたオリジナルとは異なり、ギター1本で聴かせるはボビーのソウルマン・ギターマンとしての強さ・格好良さを如実に体感となり、これも貴重、いやー楽しい!

本編9曲・41分、ボートラ2曲追加で47分。これも名盤、結構前作の方を聴きこみがちだったけど、まだまだ彼を知っていこうと、供養にしていきます。残念・無念なんだけど、彼本当に近年辛そうだったし、病状も悪かったみたいだし、ほんと安らかに眠っていただきたい。彼の意志、歌を通じて消化してきます、これからも。改めてボビー・ウーマック、合掌。。

<過去レビュー>
1968年 Fly Me To The Moon
1971年 Communication
1972年 Understanding
1972年 Across 110th Street & Peace
1976年 Home Is Where The Heart Is
1981年 The Poet
1987年 The Last Soul Man
1989年 Save The Children
1996年 It's A Mans Man Mans World with Jeanie Tracy
1999年 Back To My Roots
2012年 Live @ Billboard Live Tokyo
2012年 The Bravest Man in the Universe

Poet I & II
Bobby Womack
Abkco
2013-11-21

ボビー・ウーマック
BMG JAPAN
2007-10-24

Poet 2
Bobby Womack
The Right Stuff
2000-10-14

Poet 2 (Dig)
Bobby Womack
Sanctuary UK
2007-05-15

The Poet II
Bobby Womack
Razor & Tie
1993-11-01

The Poet 2
Bobby Womack
Charly
1994-10-31

Poet 2
Bobby Womack
Sequel Records UK
2008-06-03

The Poet 2
Bobby Womack
Music Club
1994-09-15