419TZ0F14FL__SL160_クラブ・ヌーボー、デビュー作でR&B2位・POP6位の大ヒットを記録。ただし、1988年の2nd以降は泣かず飛ばず状態なので、一発屋として認知されているようです。Jay King なる人物が本作を手がけていますが、元はインディーズのタイメックス・ソーシャル・クラブ をインディーズをヒットさせから一躍大ヒットさせておきながら契約関連でお座なりとなり、彼は全く利得を得られず、仕切り直しのように改めて彼らをプロデュースするチャンスが巡ってきて、本作のリリースに至るよう。でも、彼の実力もあってシングルヒット連発、そしてアルバムも大成功に。

1. Jealousy
1stシングル、R&B8位・Dance38位を記録。Timex Social Club "Rumors" に対する因縁曲らしい、ミュージシャン同士の抗争等も経て、この曲がリリースされていることも話題だったようで。ただ、今聴くとそんなに良い曲?って印象。普通に当時ありがち展開のミディアムR&B、男女バランス良く進行はするけど


2. Why You Treat Me So Bad
4thシングル、R&B2位・POP39位・Dance22位を記録。しっぽりしてるけど、微妙に残る呟きメロディ・ヴォーカルが妙に残る。地味でラップへと通じる路線を感じるけど、これも当時にしたら独特だったんだろうなぁ


3. Lean On Me
3rdシングル、R&B2位・Pop1位・Dance1位を記録。1972年Bill Withers カヴァー、彼ら最大のヒットに!出だしはゴスペルぽいなと思いつつも、基本R&Bサウンドに変えておどけて進行。ハウス的にダンスとはいかないけど、ストリート感がぐいぐい出ててクール


4. Promises Promises
ジャズやらデジタルが混ざって、とにかく音がカッコイイ。そこに80年代独特のドラミングだったり、歌詞はあるようで、無い。タイトル連呼を、普通のヴォーカルとヘリウムガスみたいな声で交互に、癖になるクールさ
5. Situation #9
2ndシングル、R&B4位を記録。シンセの艶、男性ヴォーカルを基軸にも女性ヴォーカルのエッセンスが効いてて、良いバランスに


6. Heavy On My Mind
80年代ピコピコ音を元に、脱力系のヴォーカルで淡々と。今聴いてあんまり響かないです、口先で歌っているようなヴォーカル、飾らない感じも当時は良かったのかな
7. Let Me Go
5thシングル。ちょっと印象が変わって、女性本位のしっとり歌われるバラード。音も最小限なので古さは薄め、甘くてキュート
8. Pump It Up (Reprise)
ラストは、何かの曲のリプライズって感じでもなく単独で。これは、彼らの歌とは異なるように、男性本位ではっちゃけてストリート感満載、それでいて2分半の纏まり。最後に来て、サプライズ的

8曲・38分、当時のヒットはあくまでも話題性もあったのかな。歌やサウンドの実力ってよりも、世相をうまく表したというか、当時の空いたニーズを上手く縫った感じかな。自分はリアルタイムじゃないからかな、何が良くてってのが良く分かりませんでしたが。ただ、これまで度々目にしてきたジャケットではあったので、ようやく中身が分かって、それでいてヒットしてたこともちゃんと知れて良かったです。

クラブ・ヌーヴォー
ワーナーミュージック・ジャパン
1987-05-10

クラブ・ヌーボー
ダブリューイーエー・ジャパン
1997-11-25

Life Love & Pain
Club Nouveau
Warner Bros / Wea
1987-06-17