メラニー・フィオナ、前作から2年9ヶ月振りとなる2ndは大幅ランクアップとなるR&B1位・POP7位を記録(前作より売り上げは下がってるのは時代的に仕方ないのかな)。自分としては2012年、Essence Music Festival でサインしてるのを見かけてキレイで気さくだなぁと思って見てましたが。本作はゲスト陣が豊富で、そういった意味でも話題になったのかな。自分は最近お安く入手って感じでしたが、これデラックス盤だったって事を今レビューを書いてる時点で知って、お得気分に。タイトルからして、メラニー・フィオナの生活ってのがアルバム内容になってるようで、より自然体な彼女を堪能できたりするのかな?!1. This Time (ft. J Cole)
3rdシングル、R&B89位を記録。Jonta Austin pro. ・作参加、こんなにも声に厚みとドスがあったかと感動、ベテラン域へ突入の予感。節もエッジも上手いし、繋がれも自然過ぎ。可愛らしさから、強さへ。コーラスも渦に、中低域ながらぐいぐい迫るものを感じる、掴まれてる!
2. 4 AM
2ndシングル、R&B8位・POP35位を記録。4時のメラニー?(13曲目は6時のメラニーぽいので)。なんか、眠りの中か、薄め暗め。なんか余韻を感じる。伸びも艶に、うまく平坦。闇も抱えながら、表現秀逸
3. Break Down These Walls
1曲目と同じ布陣にて。2曲目の流れを汲むように、声の響きを絶妙に。それ以外は、切々と紡ぐ感じかな。ミディアムスローで、ひとつ間違えれば重くなるけど、そのスレスレでメッセージを飛翔
4. I Been That Girl
短い中で気持ちを表現する、曲と言うかインタールード的な3分。BGMではないけど、声を最大限に低域で、まるでBrandy のようにハスキーさも伴い個性が光り過ぎ
5. Wrong Side of The Love Song
4thシングル。ソウルぽを纏ってると思ったら、Percy Sledge "I'll Be Your Everything" サンプリング。苦しそうに、人間臭く歌うメラニーは新たに魅了。肩越しに女性コーラスが安堵を、枯れそうな声で振り絞るメラニーには、もう完全にノックダウン
6. Running (ft. Nas)
サンプリング表記無いけどMary J. Blige "No More Drama" のようなメロディラインを薄く裏でリピートさせながらの展開、引き気味の押せ押せ曲のようだけど、決してメアリー引き合いでもないと思うけどヒップホップソウルな印象も出てくる、ささやかに多種な曲調に挑戦してるぽい
7. Change The Record (ft. B.o.B)
Andrea Martin コーラス参加、哀愁と攻めの両方を感じるなぁ。バシバシ鳴る叩きに、シンセにも負けない声の推しは個性だ、凄い力と思う。長めの尺のビーオービーも個性あるんだけど、メラニーの安定感は突出
8. Gone And Never Coming Back
1stシングル、R&B37位を記録。ピアノ佳曲に、Andrea Martin コーラス再度参加+pro. も。メロディもだけど、抑揚あるアレンジの威力半端なし。メラニーの奥行きを更に感じさせてくれるよう
9. Bones
ハスキーに、ちょっとAmy Winehouse なんかにも近いかも。地を這うソウルシンガーのように、即興で想い振り絞ってるかのよう、なんか荒削りでカッコイイ
10. Watch Me Work
またも趣向を変えて、。西部劇のようで、70年代ロックのようで。ブツ切りなヴォーカルも、中域はだいぶ安定のまっしぐらで安心感
11. Can't Say
ウクレレで平和感、可愛らしさと勇ましさ。彼女の生活には、深く考える部分あっても、こういうエモーショナルさがあって親近感、ほんわか
12. L.O.V.E (ft. John Legend)
操るメロディ、どこまでも信頼感増し。ジョンも清廉な歌を披露するけど、二人の息の合い方はハイライト。メラニー優勢になってるけど、うまくソウルが貼りついてるなぁと
13. 6 AM Melanie Fiona & T-Pain
5PM をリリースした年、このタイトル曲にて終焉。Tペインのインパクト強いけど、正直賛否かな、旬の影響だけど。確かに唯一無二ではあるけど、メラニーの地のソウルがぼやけちゃってるかな、ただインパクトって面では有りだったのかも
<Bonus>
14. Rock Paper Seissors
ボートラ4曲のクレジットは、CDを取り出すと印字が見え…。ソウルぽいメロディ、アレンジにて。どの部分もそつなく表現が深く、それでいてくどくなく、すれすれに心地よく
15. Can't Do This No Moe
Andrea Martin コーラス参加、暗めに感じつつも深さ優位。自然と織りなされるストーリーテラー、染みながら自然と聴き惚れ
16. What Am I To Do?
またもアンドレア参加。ボートラも流れがあるように聴こえるから不思議、コーラスの入れ方も巧み、がむしゃらにも聴こえそうで上質で
17. Like I Love You
セクシーに揺らめきの歌唱、自然に踊るように、ゆったり。レゲエまでは行かずとも、なんだとまとわりつくような歌唱に悶絶、ありがちのメロディも彼女が歌うと新生
本編13曲・52分半、ボートラ4曲追加で68分のボリューム。本作でフィオナと言ったら、Fiona Apple でもFiona Lewis でもなく、メラニー・フィオナでしょう(勝手なランク入れ替え)。Alicia Keys なんかにも近いくらいに、ソウルフィーリングなヴォーカルで勝負できる数少ないシンガーで、ピアノこそ弾かないぽいけど、歌そのものに要素がたっぷりあって、褒め要素満載でした。まだ2作しかリリースしてないけど、これからも期待大。
<過去レビュー>
2009年 The Bridge
2012年 Essence Music Festival での1シーン


ゴツくゴージャスなアレンジに埋もれない、骨太な歌声は確かに圧巻。
今風なのにまろやかに聴けるのがいいですね。