41DQCA6WV0L__SL160_51n770M0f1L__AA160_今夜はThe Temptations Review ft. Dennis Edwards 来日公演ラスト出陣!嗚呼、楽しみ!ということで、前夜祭気分で取り上げるはテンプスにするか、色々悩んだんですが、今回のテンプス・レビューなるグループは、本家テンプスから派生したものであって、実際本家は同日にアメリカでライヴをしている状況という、まるで世界のミッキー状態(オフィシャルHPにて知りました)。なので、今回楽しむは日本でも人気の高いデニス・エドワーズを堪能するべく、今日取り上げるのはデニスの1985年ソロ2作目Coolin' Out (R&B36位・POP205位)も8曲中6曲収録したThe Essential Collection を。でも、以前取り上げたR&B2位を記録している1984年のソロ1作目Don't Look Any Further は既にレビュー済なので割愛で。

Don't Look Any Further (1984)
※既にレビュー済でしたが、何とも単体で買わなくても、既に本コンピを持っていれば網羅できたという…
1→9. I'm Up On You
2→1. Don't Look Any Further (ft. Siedah Garrett)
3→10. (You're My) Afrodisiac
4→14. Can't Fight It
5→7. Another Place In Time
6→5. Shake Hands (Come Out Dancing)
7→3. I Thought I Could Handle It
8→13. Just Like You
9→15. Let's Go Up

Coolin' Out (1985)
アルバムにおける2・9曲目は未収録、
1→12. Try A Little Tenderness
Otis Redding で有名な曲、それをアダコン風にカヴァー、案外時代を経てアーバンミュージックに変えても映えるなぁ。ソウルもあって、美しさもしっかり。後半は楽しく力強く、ファンクぽく
2→*. State Of Limbo
3→8. Amanda
1stシングル、R&B77位を記録。前曲は聴けてないので飛ばしで。軽いサウンドなのに、ドスの効いたヴォーカルでサビを駆け抜けて、何とも男気。このアンバランスさが虜になりそう

4→2. No Such Thing
フック格好良いし、当時の粋なサウンドと、彼の腹式はGerald Levert ばりの時代の寵児。クールにもソウル、これこそ魅力
5→11. Why Do People Fall In Love (with Thelma Houston)
これは隠れた名曲・デュエットだろうね、前半はデニスのみ、後半からテルマ登場。まるでディズニー映画ばりの輝く、清廉とした美しいメロディ。更には二人の高音はしっかり響き、特にテルマに驚く!結構さっくりしてるけど濃かったー


6→4. Giving So Much
ポップだけど、どこか世話しない感じで、音とヴォーカルのアンバランスはここでも。ソウルさが音で薄れるというか、どちらも譲らない印象
7→16. Coolin' Out
タイトル曲且つ2ndシングル、R&B23位を記録。これくらいの落ち着いたヴォーカルだと聴きやすい、アダコンとしてのヒットも納得。でも、なんだか操作された感じでデニスは納得してるのか…後半少々力強さを出すけど、展開的にうまく音と折り合ってる気も


8→6. Breaking Loose
先端なサウンド、デニスのヴォーカルの幅を広げてくれる感じでダンスビートにも近く、コーラスと共に色味増し
9→*. Wrap You
残念ながら未収録のため聴けず…

16曲・66分半、うち1stは9曲全曲収録で、37分半網羅。そして2nd は9曲中7曲収録で、29分程。これだったら、あと2曲収録して2in1 にしてくれた方が最高だったのに、こういう漏れがあったコンピの方が安く売ることができる権利条件があるものなのか…。ま、彼のソロキャリアを知るには今でさえ本コンピがベストと思います。2nd がまだ未CD化みたいだし。個人的には2ndはヤッツケな印象があるかな、あいにく全部は聴けて無くも。ただ、ポイントとなる曲は半数以上かな。きちんと単体リリースにも期待かな。

<過去レビュー>
1984年 Don't Look Any Further

Essential Collection
Dennis Edwards
Universal UK
2002-11-05