
1. Get Outta My Kitchen
3rdシングル。癖は薄めながら、既に実力は半端なしに。ネオソウルをベースに、力強いヴォーカルを披露。Macy Gray, Erykah Badu あたりが比較になりそう、当時の音的には
2. Soulsinger
1stシングル。跳躍な音に、自由に歌われる、正にソウルシンガーというタイトルに恥じず、それでいてキレも抜群
3. Take Time
2ndシングル。ジャズスタイル、でも前のめりにも感じるレディシが若々しいなぁと。というか、ヴォーカルの圧が強いんだよね、決してダメじゃなく、新たな味として昇華している感じ
4. Stop Livin' In Ya Head
コーラスの創りがこの辺から既にしっかりしていて、聴き応えに。ちょっと暗めの聴かせるブルース風、R&Bとしてのリズムあれど探る展開
5. Coffee
コーヒーブレイクタイム、語りだったりの日常。緩く、感情も起伏に、ストーリーテラー。ガヤガヤと、面白い展開根ざす冒険多めに
6. You Are My Friend
この安定のR&Bリズムがたまらん、ベースラインやパーカッションの躍動も好きだなぁ。自然とわき出るようなグルーヴに、ここぞとばかりに拳なヴォーカル、たまらんツボ多すぎ
7. Hotel
夜モード、覆うようなコーラスに、力一杯のヴォーカル。ソウルをバックルーツとしての、彼女の揺るがないスタイルは毅然と凄み
8. Dreaming Interlude
ムンクの柔らかい叫びのよう、煌めきと迷いが織り交ぜの1分半、ちょとと怖い
9. Free Again
ファルセット的なコーラスが何とも言えない上質さ。ジャズを基軸に、色変化なヴォーカルを堪能。五線紙ない位に自由に動き回る歌声、後半のギターは最後の〆となり
10. Groove On
アルバム後半はだいぶ色味が違って頼もしいというか、期待が高まるというか。スロウに、セクシーに、息遣いが多種で見事。これがまだデビュー前の潜みとは
11. I Want'cha Babe
スキャットも豊かに、そこから色を変えていくのが凄身!ソウルから異なる解釈が続くけど、彼女の世界に見事引き込み
12. I Want'cha Babe Interlude
練習風景?インタールードというか、スタジオセッション的に1分程、なんかクールな収録
13. Papa Loved To Love Me
出だしから声技があれこれ出過ぎて驚き、曲よりもテクニックに焦がれる!難しいリズムにも何のその、独自の返しで見事豪快なパワフルヴォーカル
14. In My Life
ジャズスタイル、アルバムタイトルに反してきた。上質な夜ムード、だんだんボルテージはあがって、お得意スキャットも惜しみなく炸裂
15. My Prayers
これはソウルシンガーとして偽りない爆発、もう鬼のように歌うというか、感情の激しさ・ダウン含め素晴らしい表現
16. Good Lovin'
4thシングル。若干テンポアップのディスコハウス調。決して、アルバムの流れに逸脱している感は薄く、彼女の更なる引き出しを堪能
17. Snoring
ラストは何と、普通にイビキ30秒…
17曲・68分のボリューム(インタールード的なのはうち3曲)、2003年には新装盤もリリースされているようで、そちらは若干選曲が異なっています。レディシの作品として、これはもっと評価されても良い作品。普通にフルアルバムになってました。こういうのに出会えると満足度高いな。wiki 見たけど、年齢不詳のようだね、1978年か1972年か。いずれにせよ、若きレディシ、既に実力凄かったです。
<過去レビュー>
2007年 Lost & Found
2008年 It's Christmas
2009年 Turn Me Loose
2011年 Pieces of Me
2012年 Billboard Live Tokyo