41296K2NJFL__SL160_グロリア・エステファン、2年振りの新作Gloria! からの3rdシングルで、POP76位・Dance2位を記録。夏と言えば…というグロリア作品を選ぶ中で、ギリギリまで"Heaven's What I Feel" にしようかなぁと思ってたんですが、今回取り上げるこの曲は出会い方が衝撃だったというか。実際、彼女がDivas Live に出て特に気になるシンガーとしてぐんぐん上がっていた中、新作も買ってはいたんだけど、たまたま聴いたInter FM で本曲のバラードヴァージョンを聴くことができて、なんだこれはぁ、と。それからこのリミックスどっさりのCDSを買う流れになって(当初バラードとの数曲のみCDSもあったと思うけど)、以来噛みしめて聴いてたわけじゃないけど、お得感に苛まれナンダカンダで重宝しております。

1. Don't Let This Moment End (Radio Edit)
オリジナルを30秒ほどカット、後半さっくりした纏まり。自分としては当時のグロリアがリアルタイムでハマって、メガミックスな繋ぎのPV集も買いました。周りにグロリアファンなんて居なかったけど、自分としては懐かしさいっぱい。アルバムではそんなに目立つ印象無かったけどシングルカットされたことで注目しまくりな曲になりました


2. Don't Let This Moment End (Ballad Version)
これが自分の好きなヴァージョン、アコースティック・ストリングスも交えて繊細にはかない感じに。ダンスなオリジナルと裏腹。非常に丁寧にこの曲を楽しめる柔軟さに感激


3. Don't Let This Moment End (7" Remix Edit)
6. Don't Let This Moment End (Hex Hector 12" Vocal Mix)
Hex Hector 担当、混迷も見えるような不思議なハウスリミックス。掴みどころが薄くなってる…。4分半というエディットのせいか盛り上がりも足りないままに。しかーし、一方のフルは実に11分もの尺。3分のイントロに、地味に繋ぐオリジナルにも近い流れ、時折の女性コーラスはブラックナイズで響き。長尺だけあって、途中のジラしなんかも聴いてるとヤキモキする、ワクワクまではしないけど

4. Don't Let This Moment End (N&S Miami Remix Edit)
7. Don't Let This Moment End (Nikolas & Sibley 'Having A Moment' Mix)
5分弱のエディットから聴いてるけど、マイアミ感は無し。疾走感はタップリ、聴きやすさと曲の勢いを考慮すると聴きごたえはあるかな。フルはコーラスも多く入っていて、ストーリー的な展開がうまく施されてて好印象、実に11分近く、後半までシンセの流れの美しさや、サビのトランシーさ含めミックスとしてかなり好きだなぁ、気付かされたー

5. Don't Let This Moment End (NY:PD Radio Mix)
Paul Andrews 担当、敢えてかちょっと古臭そうな音をベースに疾走、シンセの使い方が独特…。曲よりも変調な音に耳を奪われるかも、エディットのみの収録だけどアナログではフルもありそう
8. Oye (Rosabel's Cubarican Club Mix)
2ndシングル新ミックスを入れてくるあたり凝り!ラテン調そのままに、ピアノも跳ねて、勢いづいてて、オリジナル同様コーラスもホーンも躍動、10分近い尺で、なかなかの旨み!
9. The 70's 'Moment Medley
(1. I Thought It Took A Little Time / 2. If I Can't Have You / 3. This Time Baby / 4. Don't Leave Me This Way / 5. Never Can Say Goodbye / 6. Don't Let This Moment End)

CDS のために録音された超ディスコメドレー、最初3曲のみフェードアウト仕様・エディットの5分超ヴァージョンもあるけど、ここでは実にフルの16分超(裏ジャケ表記は15分半ってなってるけど)。Diana Ross, The Bee Gees, Jackie Moore, Harold Melvin & the Blue Notes, The Jackson 5, そして混ざるようにグロリアの書き下ろし曲をまるで70年代ディスコのように繋ぐ悶絶!旦那Emilio Estefan が心地よいダンス仕上げで、苦しそうな音域も果敢に歌いきって、加工もいっぱいだし、コーラスもたっぷり、凄い満足感


9曲・70分半の大ボリューム。これがグロリアファン、当時のダンスファン共に満足できるCD。今になっての気付きも多かったです。2ndシングルまでは国内盤出てたのに、これは輸入盤だけじゃないかな?!彼女のプロモーション意欲ってのもほんとこの当時までは凄かった、以降は減退否めず。満足感タップリ、こういうのってなかなかiTunes とかで掘り起こされないと思うので、CDでのゲットは大事だったりします。

<過去レビュー>
1993年 Tradicion
1993年 Christmas Through Your Eyes
1994年 Hold Me, Thrill Me, Kiss Me
1996年 I'm Not Giving You Up + Higher (Remixes)
2003年 Unwrapped
2011年 Wepa (Remixes)

Don't Let This Moment End
Gloria Estefan
Sony/Columbia
1998-11-03

Don't Let This Moment
Gloria Estefan
Epic
1996-05-16

Don't Let This Moment
Gloria Estefan
Epic
1996-05-16