プリンス1年振り7作目(手掛けたOST含めると9作目)でR&B5位・POP11位を記録。自分の持ってる最も古いアルバムが本作だったんですが、何気に夏にもフィットしそうと思い(完全にヌーディストなジャケからですが)。今後、初期プリンスをどんどん聴きたいなぁと、これまで持ってるプリンスのCDをリッピングしながら考える週末。リアルタイムがEmancipation, The Gold Experience あたりからなので…。1. Eye No
イントロでソワソワしつつも、ミディアムビートの殿下節健在。自分は直ぐに岡村(靖幸)ちゃんと被って聴こえちゃうんだけど、緩ファンキーで、女の子のガヤなんて、ほんとイケイケでご機嫌
2. Alphabet St.
1stシングル、R&B3位・POP8位・Dance22位を記録。シングルにしては、ほんわかしてて、軽いタッチ。前半終わっちゃう?と思いきや、ライヴ感を持ってテケテケ進行。後半のシンセ、クラップ、コーラスなんてワクワク増幅
3. Glam Slam
2ndシングル、R&B44位を記録。ギターでかましつつも、柔らかい音と滑らかなサウンド。若干80年代な音が渦めいてるけど、全体グルーヴでカヴァー
4. Anna Stesia
妖艶な世界、かなり深いところで勝負しているなぁ。音の80年代さ際立ちつつも、セクシーさは燦然と
5. Dance On
さっくりした流れ、音は簡素なんだけど、殿下の内に潜む魂が時折飛び出してくるようで、爽快ながら濃かったり
6. Lovesexy
タイトル曲、王道ファンク、それでいて音の総勝負って感じもする。コーラスだったり、ホーンだったり、あれこれ難解さを駆使しつつもさらっと聴かせるは纏まりのあるプロデュースあってこそ
7. When 2 R in Love
好きな甘茶R&Bメロウ、ベッド曲だね完全に。弦のうねりから、殿下のキュンキュンヴォーカル、更にはインスト部の展開まで、見事にストーリーと化しているようで
8. I Wish U Heaven
3rdシングル、R&B18位を記録。ヒット性は薄くもメッセージ性は強い、淡々とファルセット歌唱一本道も、ギターと柔らかな音につ包まれて優しい気持ちになってしまう、正にヘヴン
9. Positivity
Mavis Staples 1993年The Voice でもカヴァーさせているけど、音の重厚さ・深さで全体設計する度肝。ヴォーカルやメロディじゃなく、完全スローファンクな世界
9曲・45分、ラヴ・セクシーなアルバムと思いきや、ギターゴリゴリのファンクサウンド。そこにマイルドさは加わっているけど、絶頂な音が次々と。それも他のアーティストが目指せないような音が詰まってて、かなり驚いたというか、以降影響も凄いんだろうけど、彼に近づくには難しい独自さが際立ってます。ヴォーカルも、サウンドも、人選も、流石だなぁと。ジャケは反則だったね、もうこの時代にこのファンク作品をやりきるかってくらいの斬新。
<過去レビュー>
1989年 Baddance
1994年 Come
1994年 The Beautiful Experience
1995年 I Hate U
1999年 1999 - The New Master with The Revolution
1999年 Rave Un2 The Joy Fantastics
1999年 Rave Un2 The Year 2000 In Concert DVD
1999年 The Valut... Old Friends 4 Sale
2010年 20Ten





一番とんがってたのはジャケット写真だったし(smile)。