51wy9zt1VLL__SL160_ラトーヤ・ジャクソン、2年振りとなる4thはチャート圏外。以降、チャート復活を果たすことなく、粛々とアルバムリリースを継続リリース。自分は、ジャクソン一家関連ということでダメでも気になる存在とて、ようやく近年から聴くように。そういえば、本作もFunky Town Grooves からのリイシューだけど、彼女の他Malba Moore, Nona Hedrix あたりは中古格安になることが度々あって、自分は聴く機会が増えている感じです。

1. He's A Pretender
2ndシングル、R&B76位を記録。めっちゃ軽やかなご機嫌ポップ、ダンス的。自分の好きな感じじゃないね、うきうきしまくり、こんなに含み可愛らしい声だったっけ・・


2. On A Night Like This
これもコロロンと可愛い音、メルヘンの世界。ブラックさ削げて、ホワイティな印象満面、残念。R&Bから離れすぎも、時代的には??チャート裏腹も理由ありそう
3. How Do I Tell Them
音的にはストリート混ぜ、だけど音楽ってよりはウネリまくってるなぁという気が強い。可愛らしい声継続なので、バランス的には…なんだろ、ビミョーな腰据え
4. Imagination
3rdシングル・タイトル曲。この曲が総合的にアルバムを堅持している通り、可愛さ路線なんだよね。骨抜きというか、キュート求める人にはゆったりヒーリングかも
5. Baby Sister
1stシングル。ちょい急ぎ気味のダンスポップ、せわしない感じかな。音が古臭く感じてしまう今、ダンス究めるにもこの連投はキツイ(好みの問題だけど)


6. Weak Spot
弱点?更にテンポ上げて、キュートさ爆裂、どうしよう、このアルバム自分の中では黒歴史に感じてきた…
7. Love Talk
この曲のみラトーヤも曲参加、しっとりバラード風味。これだけは音もスムースでしなやかで、聴ける。。だけど、声からしてやっぱりあんまり好みじゃないなぁ…あれぇって感じ。でもジャネットにも近い声質を感じる
8. Boys Got Somethin' Girls Ain't Got
ラストは当時のサウンドって感じ、キュートさと勇ましさだけど、やっぱり最後まで骨抜きで。アッパーで頑張ってるけど、刺さらずだな

<Bonus>
9. Imagination (Hot Dance Remix)
曲の本質以外のジラしが案外楽しめるかもと、あまのじゃくじゃないんですけどね。オリジナルよりも2分近く拡張


10. Imagination (Dub Mix)
ヴォーカルを抜いたわけでもなく、キュートなヴォーカルを塗しながら。中盤のギターで厚み、この方が自分は好きだな、重ねてあまのじゃくじゃないですよ
11. Imagination (Single Remix)
シングルだとオリジナルよりも1分半近く削いで3分弱とは、大胆
12. Baby Sister (Instrumental)
単にインストでした

8曲・31分、ボートラ4曲追加で49分。リイシューに期待できるレーベルなんに、これは明らかな不作でした。この後、作品としては多少盛り返してくれるけど、だいぶ落ち込んでしまったなぁと。空回り度が強いのかもしれないけど、当時のファンからしたらどういう感想を持ったか知りたいもの。リイシュー自体、喜ばれてるのかも。ザ・200円のヴァリューでした。

<過去レビュー>
1984年 Heart Don't Lie
1988年 LaToya

Imagination
Latoya Jackson
Funky Town Grooves
2012-03-20