U2_Songs_of_Innocence_Physical_CoverU2、No Line on the HorizonU2_Songs_of_Innocence_cover以来 5年半振りとなる新作は、なんと新型iPhone6 / iPhone6 plus 内蔵にて無料配布。自分もプライベートiOS初入手の流れで聴いています。彼らの曲は世界で愛されているものの、自分はしっかり聴いてきていなかったのが実際。なので、完全に彼らのプロモーションにしてやられてます(笑)。断片的には90年代から聴いてるけど、ちゃんと聴くの久々というか、初に近いのかな。今のところメディアリリース予定なさそうなので、android ユーザーやガラケー派や、まだiPhone 買い替え予定無かった人には酷な気も。まだPrince の新聞に無料CD添付のほうが、まだ良心的だったのかな(と思ったら今月下旬に遅ればせながらCD発売されるそうな)。

1. The Miracle (of Joey Ramone) 
1stシングル、だけどまだチャートインは無し。エッジ利いててクール、OPにフィット。CM観てて「そう言えばアイフォンに入ってた!」って思って、アイフォンスピーカーから音楽を初めて聴いてます。そういう意味でも自分へのメモリー記念碑


2. Every Breaking Wave
ミディアムで、ロックとしての演奏の醍醐味に、ほわっとしたコーラスなんかが絶妙にブレンド。ヴォーカルの艶・苦しそうにも高域ってのが味だね
3. California (There Is No End to Love)  
カリフォルニアっぽさは感じずとも、一本まっすぐ通ったサウンドと、憂いなヴォーカルが心地よく弾むというか
4. Song for Someone 
ヴォーカルをスロウに、カントリーロードのような広がるフィールドで歌われる青春。リリックを噛みしめ、音も堂々たる丁寧な響き、こういうのは懐かしくも今尚刺さる琴線
5. Iris (Hold Me Close) 
リズムが爽快、ヴォーカルは変わらぬ調子も、コーラスのフワリ感がエッセンス。流れ的には抑揚あって良し!
6. Volcano 
80年代ダンクラにも近いサウンド、ベースラインにギターの輝き、どれも自分にはフィットして世界観中毒に。ヴォーカルは自分の知り得た中に無い乗せって印象
7. Raised by Wolves
若干シリアス入れ込みながらも、音の空中摩擦のように、ぐねんぐねん巡り巡っての音展開は混とんとしてて好きだな
8. Cedarwood Road 
更にディープに、ただヴォーカルの艶があって、彼らならではの明るさを秘めた展開。突き放すよう、歌い飛ばすというか、シャカシャカなギターもなんか王道気味だけど
9. Sleep Like a Baby Tonight 
なんか、まだまだ混沌としてて、いぶし銀ロックというか、勢いも持ち合わせたグループだけど後半はだいぶ世界観を訴求しまくってるなぁと


10. This Is Where You Can Reach Me Now  
明るみ増しつつも、中域に抑えたテンション。80年代的なシンセが個人的には惹きだけど、まるで"Thriller" のように裏で鳴る幻想。でも叩きには夢中、まっしぐら、懸命さも焦がれる
11. The Troubles 
ラストは不可思議さを全体に広げて、意味深に伝え響き。ストリングスヤコーラスも、ロックと異なる部分で馴染んでるし。おぼろげなヴォーカルも、次へのアクションというか、疑問形のような

11曲・48分、自分には普段体感しない世界が詰まってて興味深かったです。余韻をもたらすような曲が多いのと、流れを面白く汲んでて、それこそ魅力だったかな。あと、歌がうますぎるとかじゃなく、心に訴えかけてくるものを持ってて、未だにそれがベテランたるもの覚めないのは素晴らしい。ま、いずれにせよ今回新型iPhone に搭載ってのは彼らならではの実力の証明こそ。