41KuyesWHJL__SL160_カーティス・メイフィールド・スリー(3世?)こと、カーティス・メイフィールドの息子と思われるアーティストのデビューEP。2006年リリース当時、色々と憶測も飛び交いましたが、自分は新譜として購入することも見送り、うずうずして…でも流石に8年も経てば、欲求も何処へって感じでしたが、HMV渋谷で何とも極安にて置いてあったため手に取ることができました。クレジット等は若干載っている程度、それ以上に亡くなった父への感謝、母への感謝。そして、すべての演奏陣に対する感謝等、何か父の人柄ってのが単の文章からも読み取れてしまう感じで、なんかしみじみ。EP以降動きは聴いてないけど、これはカーティスファンには衝撃でしたよね、確か。

1. Just Being Me
タイトル曲、これを聴いて思うは、父の繊細なヴォーカルと異なる、人間らしい歌唱と言うか、優しさはありつつ、若干のヴォーカルの揺れはインディーズならではというか。コーラスなんかも巧みに、父と一線を画す歌唱
2. Pray
ダンサブルに、ニューソウルのエッセンスも加わり、シンセはStevie Wonder "Supersutition" あたり意識?高域は溌剌、セルフコーラスはなかなかの息遣いに融合も。さっくり良い纏まり
3. Soldier in the Sand
音は平和なんだけど、テーマはどこか父と似た視点。ただ、どうにも父譲りに感じない声質に違和感を覚え始めてきた…
4. What If?
EPとしては一旦これが訴求するメッセージのツメというか。ファルセットなんかも聴こえるけど、ちょっとまだ物足りずかな。セルフコーラスの入れ方等、手法やテクニックはなかなか汲みどころ有
5. Girl From 123 (Instrumental)
カーティスぽくなく、でも穏やかに映えるようなBGM的な音作りは好感。シンセ使いがベースなので、楽器を他いじって欲しかったりも、若干3分
6. My Love (Instrumental)
サックスは、本物?これもシンセだったら、前曲と変わらぬ仕上げ方。自分的にはちょっとダラーっと聴いてしまうなぁ
7. What If? (Instrumental)
4曲目の単にインスト

7曲・29分弱、3曲インストが含まれますが7曲目のみ4曲目の歌なし扱い。ま、期待以上では無かったな、当時試聴できてれば有る程度判断してしまったかもしれないけど。カーティスって名前を前に出してアーティスト活動をするのであれば、ファンは気にしてしまうので、有る程度それを解釈した音創り、歌発声なんかがあれば、だね。

※YouTube リンクは見つからなかったので(探し方かもしれないけど)、試聴は下記アマゾンリンクよりどうぞ

JUST BEING ME (Mini ALbum)
CURTIS MAYFIELD III
CURTIS MAYFIELD
2006-09-04