aretha11アレサ・フランクリン、最新アルバムがR&B3位・POP13位とWho's Zoomin' Who 以来の高ランクとなってますが、そこからのシングルもR&B47位だけでなく、アルバム初登場と同時にDance Chart においてBreakout 3位となっています。これにより、来週以降、ダンスチャートをじわじわと上昇する可能性あり。まだ正規リリースはされていませんが、任意で聴ける状況ではあったので早速共有。ジャケも60年代後半のタバコ吸うアレサ、カッコイイね(リミキサーの名前もデザイン化され、"ROLLING IN THE DEEP THE CUTMORE + WIDEBOYS + MORLAND MIXES" の記載)。

また、アレサにとってダンスチャートは2003年時点で総合12位にマーク(以降ダンスチャート本が出てないので最新のランクは分からないのですが)。Dance1位はこれまで5曲、1985年"Freeway of Love" "Who's Zoomin' Who", 1994年 "A Deeper Love", 1998年"A Rose Is Still A Rose" "Here We Go Again" にて。また最後のメジャーレーベルからの正規ダンスリリースとなっていた2003年"The Only Thing Missin" のDance5位を最後にチャートからは遠ざかってました(マイナーレーベル、自主レーベルになるとなかなか正規ミックスを出さない傾向にあったようで)。ただし今回は大手RCAからのリリースともあり、総支配人Clive Davis は相当に仕掛けてきているなぁと。近年の技術によってBPM変化のアレサ正規音源自体はあまり存在してませんが、今後"I Will Survive" "I'm Every Woman" あたりまで期待できるかも?!まずは3リミキサーによるエディト・フルをそれぞれレビュー。


Rolling In The Deep (Aretha Version) (Cutmore Radio Mix) 3:36
そわっと始まって、アレサのサビにて既に起爆!ホーンぽい音を入れたり跳躍度もなかなか。コーラスもしっかり入れて、疾走していく感じ。ラストだけは、さっくりフェードアウトしてくけど
Rolling In The Deep (Aretha Version) (Cutmore Club Remix) 5:30
フルよりも2分ほど長いけど、出だしは探るようにスタート。コーラスと、アレサのちょっとのヴォーカルを足しながら。フルでも、結構アッサリした感触。イメージとしては"A Rose Is Still A Rose (Love To Infinity Club Mix)" あたりに近い音かな、構成なんかも含めて


Rolling In The Deep (Aretha Version) (Morlando Radio Mix) 3:47
ピアノから生まれる情景がなかなか興味深く、そこに圧あるアレサのヴォーカルは勇ましい。これも疾走感に尽きるけど、2番のサビまで終わってからの次に向かう音が好きだな。流れがバッチリ心地よい、特にラストへのコーラスの渦が魅力。オリジナルになかったアレサの後奏のセリフもエディットに入れ込んで、かなり連呼させて、うまく要素入れ込みでクール過ぎ
Rolling In The Deep (Aretha Version) (Morlando Club Remix) 5:31
アレサのヴォーカルをオートチューン化させたのはリミックスならではの魅力、これはほぼフルだけで味わえます。コーラス単独で堪能できる部分があったり、これも別格


Rolling In The Deep (Aretha Version) (Wideboys Radio Mix) 4:04
じわじわくるなぁ、エディットだけで攻めてる部分を凝縮。アレサの伸びも、なんか目立った感じで聴ける。疾走感は随一、高域をバシバシとアピールしてくれているようだし、人気は最も出そう
Rolling In The Deep (Aretha Version) (Wideboys Club Remix) 6:04
フルの中では最もノーマルなハウスって感じ、濃すぎず、さっぱり聴けるというか。おそらく前半無駄な音を入れ過ぎず、後半高揚させる流れに、自然さがあると思います。シンセをバシバシ飛ばしまくりの後半、どこまで人を惹きつけるかがポイントかなぁ。この中では最も有名なリミキサーということもあり、このミックスがカギを握るかな、ダンスヒットのためには


6音源で28分半(iTunes なんかにもまだ出てないので曲順は未定で)、自分としては今のアレサの素材を生かして、このような3者のミックスがオフィシャルとして公開されている事にまずは嬉しく思います。今後CDSなんかは出ずとも、アレサの音や声がどう聴衆と響き合うのか注目し続けていきたいです。まずはYouTube なんかには一切公開されてないので、今後のアクションをあれこれ待ちたいと思います。あとは、1998年A Rose Is Still A Rose, 2003年So Damn Happy, 2012年Knew You Were Waiting:The Best of Aretha Franklin 1980-1998 に引き続き、12月24日発売の国内盤にこれらのボートラが収録されることを願って!!

エディットなどコンプリートに聴けるサイトはコチラ ※任意でご試聴ください