51Fh+UT2W-L__SL80_アレサ・フランクリン、アリスタ5thの大ヒットを受けて1年4ヶ月後にリリースされた6thは、1961年・1980年に続く同名タイトル。オリジナル部は既にレビューしているため、今回はボーナストラックをごっそりレビューします。きっと網羅できてそうです、こちらのCDについては。特に今回はGeorge Michael, The Rolling Stones にも話題になりそうなデラックスCD。自分も非常に楽しみにしていました。そいえば、ジャケを担当したアンディー・ウォーホール最期のお仕事だったようですね、これ。

<Bonus (Disc.1)>
10. Rock-A-Lott (Radio Edit)
曲順が表記と違いました、表記情は12・10・11曲目の順に書かれてますが、正しくはこのレビューする感じで収録されてます。オリジナルを50秒ほどカットしたスマートなエディット
11. Rock-A-Lott (Street Mix)
実に9分半のミックス、尺もかなり気合。ただ、曲自体あんぽんたんなところもあるので、ここまで延ばされて楽しむってのも斬新かな、中間部はアレサ関係無く引き伸ばしに躍起

12. Rock-A-Lott (Single Mix)
オリジナルよりも1分40秒ほどカットされクドさは取れてるんだけど、ラストがかなりズバッと大胆にフェードアウトされて笑えます…
13. Rock-A-Lott (Dub)
アイテムの一つって感じかな、ヴォーカルも多少の7分弱
14. Rock-A-Lott (Acapella)
アカペラで7分も尺を取るのも凄いけど、おかげでこの曲をサンプリングしたミックスなんかも出たので素材としては面白いかな

<Bonus (Disc.2)>
1. An Angel Cries (7" Mix)
ディスク1に入る予定もありましたが、リリース直前にこの曲が。ただですね、自分はこの曲は存在するのか怪しかったんですよ、そうしたらなんと…曲が違いました。プレスされた曲目もこれになってますが、実際は"If You Need My Love Tonight (with Larry Graham) (7" Mix)" でした!こういうのは、きちんとレビューしておかないといざ聴いた人はスルーしちゃうんじゃないかな。更にオリジナルと尺も大して変わらないので何が違うんだろうか…


2. I Knew You Were Waiting (For Me) (Instrumental with George Michael)
本来はこの曲の前に"I Knew You Were Waiting (For Me) (7" Mix with George Michael)"が収録されるって噂もありましたけど、きっと存在しなかったんじゃないかな。それかフェードアウトの多少の違いというか。ともあれ、このインストは嬉しい。アレサにとって2曲目のPOP1位曲のインストってだけで、アガル!
3. I Knew You Were Waiting (For Me) (Edited Remix with George Michael)
こういうのが、きちんとCD化されるの待ってました!超激レアプロモCDSなんかには収録されてたと思うけど、改めて良い音になって嬉しいミックス。音はカッコイイってよりも二人の歌が良い感じで伸び伸びして聴こえてご機嫌になりました
4. I Knew You Were Waiting (For Me) (Percapella with George Michael)
シャカシャカしてるだけの骨抜きミックス5分半、これは当時ならではのアイテムだなぁ
5. I Knew You Were Waiting (For Me) (Extended Remix with George Michael)
7分半に及ぶミックス、ちょっとパーカペラも入ってたり油断はできないけど、オリジナルから変化してしっかり楽しむにはこれですね


6. Jimmy Lee (Extended Version)
ここからの2曲については希少ながらCDSで聴けたりしましたが、きちんと一般CDとしてコンバイルされ嬉しい限り。中間部などが拡張、ミックスも施され1分半伸びの7分20秒程


7. Jimmy Lee (Dub Version)
これはしっかりダブ、インスト的に成立。オリジナルよりも30秒ほど長いけど
8. Jumpin Jack Flash (7" Mix)
オリジナルよりも30秒短縮、これは近年のベスト等でも聴けたかも
9. Jumpin Jack Flash (Street Mix)
オリジナルよりも1分超長めに、決してロック度を落とさず、重たさも新たに増してクールに音が迫りまくり。一部音が抑えられてるなぁって部分もあるけど
10. Jumpin Jack Flash (Edited Street)
前曲を1分半短縮、これは出だしからミックス要素に近い編集

11. Jumpin Jack Flash (Master Dub Mix)
ギターを繊細に聴けたりもするけど、基本ロックミックスって留まり。ダブながら多少のヴォーカル、途中からメインサウンドが入ってきたり、クール過ぎ
12. Jumpin Jack Flash (Beat Dub Mix)
前曲と展開が似てるかも、でも尺は気持ち短め。ゴスペル的に聴こえるピアノが個人的に惹きなんだけど、それをもブチ壊すアレサのヴォーカルの怪力恐ろしや
13. Aretha Megamix
Who's Zoomin' Who?, Another Night, Integrity, Freeway of Love の4曲を繋いだメガミックス、前作からのフラッシュバック7分半。一部BPMが可笑しく感じるところあれ、当時にしては嬉しい収録。この時アレサは相当サポートメンバーに恵まれてたんだろうなぁ


本編は45分半、ディスク1はボートラ5曲・33分半、ディスク2はボートラ13曲・72分半で、計18曲・106分のボリュームアップ凄過ぎ…。ブックレットにはきちんと新たなライナーもあるし、アレサやナラダからのスペシャルサンクスコメントも当時のものだと思うけど載ってるし、愛があるリイシューと思います。Through The Storm にも言えるけど若干ブックレットの印刷が籠ってる感もあるけど。表記違い等は、今後国内盤リリースでどう対応するのか、それとも触れないのか、気になってみます(笑)。

Aretha (2 Cd Deluxe Edition)
Aretha Franklin
Ftg
2014-12-01


アレサ・フランクリン
SOLID/FTG
2015-01-21